こんにちは、室屋修一です。
インパクトの7つの要素、まず最初はフェースの打点からスタートします。
ショットマーカーなどフェースに貼って確認もしやすいので、これは比較的イメージしやすいですよね。
一番確認しやすいポイントで上達への近道なのに、意外と見落としがちです。
ショットマーカーなどで定期的にチェックしてください。
『良いスイングだから芯に当たる、のではなく、芯に当たるスイングがあなたにとっての良いスイング』です。
打点に関するキーワード
キーワードとして、まずは『スイートスポット』。
いわゆる芯です。
写真では下のヘッドの赤印あたりのことを言います。
ここで打てると、距離や高さにスピン量などが安定します。
次に、『トウ/ヒールのズレ』。
上級者になると、わざと芯を外して打つようなことをする場合もありますが、
まずはこの左右方向のズレを無くしてくことが大きな目標になります。
3つ目は『フェースの捩れ』ですね。
特に先ほど書いたトウ/ヒール方向のズレは、当たった瞬間にフェースが捩れて方向が変わる事があります。
まっすぐ当たったはずなのに目標からボールが外れていくときは、フェースが捩れているのかもしれません。
この左右の方向のズレは結局のところ、インパクトの時にフェースがあなたの体から遠ざかっているか近づいているか、で起きます。
後にも書きますが、いくつかのポイントを注意するようにしながら練習しましょう。
そしてこのズレが多いか少ないかは、上達の度合いが大きく現れるポイントです。
もちろん上達の度合いだけでなく、調子の良し悪しの判断にもなる部分ですね。
どの辺に当たったか打った瞬間にわかるような感覚が身についてくるまでは、ショットマーカーなどを活用して、定期的にチェックしてください。
打点のズレが起きるとどうなるか
打点のズレが起きると何が起きるかを知っていると、練習で調子が上がらない時に何を練習すれば良いかの目安にもなるのでぜひ知っておいてください。
まずは先ほども書きましたが、フェースが捩れます。
フェースがまっすぐ当たったとしても、このフェースの捩れによってボールがあらぬ方向に飛び出すことや思わぬカーブがかかることがあります。
次に、距離のロスです。
トウ/ヒール方向のズレもそうですが、上下の打点のズレも距離に影響します。
上に当たり過ぎればドライバーだとテンプラだったり、下に当たるとキャリーが出なくて距離が落ちたり、どちらも大きく外れると距離に影響します。
そして、これは特にトウ/ヒール方向の大きなずれで生じますが、
ヒール方向に極端にズレるといわゆるシャンク、そして先っぽに大きくズレる時も、どちらもこれは大きく右方向に飛び出します。
こういった予想外のミスが時に起きるのも、打点のズレですね。
飛び出し方向のズレ、これは先ほども書きましたが、フェースが捩れることによって起こります。
芯から外れる度合いが大きければ大きいほど、フェースの捩れも大きくなり、飛び出し方向や距離にも影響してきますね。
ギア効果、これはフェースがトウ/ヒール方向に湾曲しているウッドなどで起きます。
トウ側に当たると歯車のような効果でフックの回転がかかったり、反対にヒール側に当たるとスライスの回転がかかったりします。
フェースが平面であるアイアンではほぼ起こりません。
ボールが曲がり出したら、スイングのことよりも、この部分のことを気にするのが先決です。
スピン量にも影響します。
特にティアップしているドライバーが影響がわかりやすいですね。
トウ側の高めだとスピンが少なくなり、ヒール側の低めだとスピン量が多くなる傾向があります。
打点を決定する要因
ここからは、打点を決定する要因についてお話します。
写真の黄色や赤い線に対してどのように手元が動くかで、打点がへの影響が変化します。
まずはアドレスでのヘッドをセットする位置ですね。
ボールから体側に近づけて構えるか、遠ざけて構えるか、これだけでも打点に影響します。
自分が心地よくスイングして芯に当たる位置を掴みたいですね。
手元が入ってくる位置。
これは、切り返し以降の手元の動いてくる軌道のお話です。
インサイドから来るのかアウトサイドから来るのか、フラットに入るのかアップライトに入るのか、腕を体に対してどういう角度で振る傾向があるか(一般的に縦振りや横振りなどで表現されていますね)で変化します。
最後にインパクトの手元の位置。
上の写真で、
赤い矢印の方向に手元が動いてるとトウ側、黄色い矢印の方向に動いてるとヒール側に打点が変化します。
手元の高さなどを気にする中級者が多くチェックするポイントですね。
7つのポイントの一番最初のポイント、打点についてお話してきました。
芯に当てられる回数を増やして、安定したショットを目指していきましょう。