先月から始めた【オンラインスイングチェック】、なかなか好評で、みなさん毎週1回くらいの頻度でご自身で撮影した動画を送っていただいています。
今日はMさん。
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利用してくれてるみなさんにまずお願いするのは、
【最初は正面からのビデオを送ってもらう】こと。
で、ひとまず2,3メートルくらいのショートパットor20ヤードくらいのアプローチを、
正面からの撮影でお願いしています。
巷では、スイングプレーンがなんたらとかで後方からの画像をチェックしているのが流行っている(?)ようですね。後方からの方が撮影しやすいのかな?練習場とかだと隣の人とかにも気を使わなくて済そうですし。
ただ、スイングのチェックやアドバイスする事を考えると、
ざっくりですが、
【正面】体全体の動かし方やリズムにタイミング、インパクトのポジションなど、「その人なりのタイミングできちんと伝えたいだけのエネルギーを伝える事ができているか」のチェック。
【後方】しっかりとインパクトを迎える感覚を身につけているプレイヤーが、例えば【ボールの打ち出し方向】や【カーブする方向、度合い】のチェックをするときに後方からチェック。
と、使い分けます。なので、例を挙げると、
「なんかだふっちゃう」とか「うまく当たらなくてトップしちゃう」のような課題の場合は、まずは正面からのチェックです。その人なりのリズムやタイミングがうまく取れているか、エネルギーの出し方や伝え方の調子が悪くなってないか。その辺りをひとまずチェックして、ボールの方向や曲がりはともかく、『そのプレイヤーの、ボールを【打つ】ポテンシャル』が発揮できていそうになってこそ、後方からのチェックで打ち出しやカーブなどをプレイヤーと相談しながらアドバイスに入っていくわけですね。
もちろん、後方からのチェックでも「なんかだふっちゃう」とか「うまく当たらなくてトップしちゃう」のような課題にも対処はできます。クラブがインサイドの低いところやアウトサイドで鋭角すぎたりすぎて当たらないことは後方からでも確認できるので。
でもね、本質はそこじゃない事がほとんどです。ほとんどのゴルファー(プロゴルファーも含む、うん、世界で有数のプレイヤーでもそうだと思います)は、調子が悪くなったら正面からまずは運動の仕方(リズムやタイミング、インパクト前後の動きなど)をチェックです。
そのあとに、必要なら球筋に関してのチェック(スイングプレーンやフェースの向きのコントロールなど)を、打ってる球をみながら判断して改善していくわけですね。
あ、いま書いたのは、ドライバーとか長いクラブとかだけの話じゃないですよ。アプローチやパッティングもそうです。それが理由で、【オンラインスイングチェック】ではまずは比較的短いストロークで正面から確認させてもらっています。まずは、【自分なりのタイミングなどで、きちんと必要なエネルギーを伝えられること】から。チェックの回数が増えてきた方には後方からの画像もお願いすることはもちろんありますが、いきなり後方のチェックとかは、中長期的に考えたらわたしの場合はまずないですね。うん。
パットやアプローチなどの比較的短いストロークで、自分のリズムやタイミングを見つけていったり思い出したりしていくことで、長いクラブでもそれほど感じを変えずにミートしていける事を実感できることが多いです。家でパターとかの練習の習慣を身に付けるのにも役立ちますしね。
自身で撮影してチェックする時は、隣の人のいないタイミングを見計らって、ササっとまずは正面から撮影してやってみてくださいね。ほとんどのゴルファーにとって、その方が練習効果は高いです。ぜひ参考にしてみてくださーい。
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