ゴルフスイングで大事なポイントを3つ挙げるとしたら、アナタは何を挙げますか?
わたしが挙げるのは、
【リズム】
【タイミング】
【バランス】
この3つです。即答。
ボールを打つことに直接関係ないようなイメージもありますが、大事。だって、ゴルフスイングも【運動】なんで。クラブの動きもカラダの動きも大事。うまくリンクさせていきましょう。
わたし、ビデオカメラひとつで、ゴルフ以外のスポーツのレッスン(というかチェックのような感じ)をしていた時期もあるんです。チェックをさせてもらってた各分野の専門知識はわたしにはないのでもちろん細かい指導はしていないですが。
例えば、野球のピッチング、サッカーのフリーキックやPK、バスケットボールのフリースロー、テニスのサーブ、などなど。ビデオでフォームを撮影しては、調子の良いときと悪い時の比較を繰り返し行なう。ような感じでさせてもらってました。
これらは、どれもゴルフスイングと共通する部分があるんです。
それは、『自分で動き出しを決める』ことなんですね。
「さっきのよりちょっと動き出すタイミングが早い」とか、「さっきよりリリースがゆっくりしすぎ」とか。
ゴルフもこんな感じのことよく言いますよね。
そして、総じて、
『リズムを失うとタイミングが狂ってバランスを崩す』みたいな感じになるんです。
ということは、
『リズムを取れるとタイミングがしっかり合ってバランスよく動ける』
『バランスよく動けるようなタイミングを掴むためにリズムをとる』
これ、ゴルフでも上に書いた他の種目でもほとんど同じなんです。
なので、
ゴルフスイングで大事なポイントを3つと言われたら、【リズム、タイミング、バランス】なんです。
先日オンラインスイングチェックでビデオを送ってくれたTさん。

最近は短めのアプローチでの体の動きをやや細かくチェックしていますが、80台前半でプレイできる上級者でも初めの頃のチェックはパッティングでリズムからでした。様々なレベルの方とこのサービスでやりとりしていますが、ほぼ全員、正面の動画でリズムとタイミングのチェックからスタートしています。
この、【リズム、タイミング、バランス】っていうのも、この記事で書いた【スキル】のうちに入ると思うんですよね。テクニックではなく。
2020年の2月には、【REAL BASIC GOLF】のイベントで、「自分のスイングの切り返しのタイミングを掴む」っていうのも行ないましたね。クラブを持たずに自分の【リズム、タイミング、バランス】の感覚を掴む運動をして、徐々にクラブを持ってスイングの感覚につなげていく。
これは参加していただいた方々にも好評でした。ちょっとハードに動く50分だったので、みなさんゼーゼーでしたが。すみません。えへ。
でもまたああいうイベントを行なって、ゴルフスイングでのカラダを動かす【スキル】を、【リズム、タイミング、バランス】各ポイントでつかめるようにしていきたいですね。
リズムといえば、ひとつお手軽な練習が。
スマートフォンのアプリで「メトロノーム」のアプリ、みなさん入れていますか?なかなか入れることもないですよね。ひとつ入れてみてください。
わたしがふだんiphoneでレッスンでも使っているのはコレです。
https://apps.apple.com/jp/app/smart-metronome-tuner/id889571826
あまり機能もごちゃごちゃしていなくて使いやすいです。
メトロノームを使って練習したことない方にまずやってもらいたいのは、
【自分のリズムを知る】です。
おそらく一般男性だと、80前後のかたが多いのではないかと思います。女性だと70から75くらいかな?わたしは90から95の間くらいです。若くてビュンビュン振れる方は100を超える方もいますかね。これは別に数字に正解はないので、ひとまず自分のスイングがどのくらいのテンポに近いのか、それを知る。
そして、どのクラブでも同じような数字で心地よく振れるかどうかをチェック。先ほども書きましたが、これは正解がありません。自分の心地よく振れる数字をひとまず探す。自分のスイングの流れを客観的な数字と自分のフィーリングを合わせていってみる。これがまず最初のステップ。
そうすると、こういう練習をするアナタのベースになっていきます。
自分のペースが掴めていないと、【ちょっと前】が掴みにくいです。すると、調子の悪い時期に入っていく、という感じですね。で、ペースが掴めていくと、また復調の兆しを自分でつかめる。という流れ。なので、ちょっと調子が悪いなと思ったら自分のペースを取り戻す。調子が戻ってきたらその感じをまた繰り返し練習する。これの繰り返しですね、どれだけ上達しようと。なので、自分のペースを掴む練習をしたことがないという方は、ぜひここからスタートしてみてください。上級者でもプロゴルファーでも、調子が悪くなるのは、テクニックの問題でなく、こういった自分のスキルの部分の不調が原因だったりすることが多いです。
まずは自分の心地よいペースを知ることから。メトロノームがあると、手助けになるのでぜひ。