どうもこんにちは、室屋修一です。 先日メルマガ購読者の方々に出したアンケートから、素振りに関してこんな質問を受けました。
ボールがあると人格が変わったのかと思う位スイングがかわります。素振りで出来てもボールがあると出来ないのを素振りを多くすればボールが有っても出来るようになるのでしょうか?ボールがあっても良いスイングが出来る人がそのスイングの再現性を高める素振りとそうではない素振りがある気がします。数多くやればやる程いい素振りといくら沢山やっても効果がない素振りの違いはどこにあるのでしょうか?(原文そのまま)
ボールがあると素振りとおりにできない。これ、ゴルフあるあるですね。僕ももちろんこう思ったことはたくさんあります。この質問をくれた方の素振りとスイングを実際に拝見したわけではないので、ピンポイントで答えられるかは分かりませんが、数多くやると良い素振りの大きなポイントはひとつだと思います。それは、
実際にしたいスイングの素振りはしない。
です。え?と思う方もたくさんいらっしゃると思いますし、うんうんそうだよねと頷く方もいらっしゃると思います。
どういうことかというと、例えば、アウトサイドインのスイングに悩んでる方がいるとします。それを変えたくて一所懸命にオンプレーンのスイングの素振りをしたとしても、そのスイングになるには(なれないとは言いませんが)とても時間がかかるということです。その方がオンプレーンのスイングにできるだけ時間をかけずに近づけようとしたい場合、どうするか。
【自身の理想のプレーンと実際のアウトサイドインのスイングの差】と同じくらい、インサイドアウトに動く素振りをしていかないといけないということですね。なんとなくイメージが湧くでしょうか。
ゴルフ歴が長い方でないとご存知でないかもしれませんが、プロゴルファーの例を1人挙げます。彼の名は、コーリー・ペイビン。1959年生まれ、日本でも94年に【東海クラシック】で優勝したり、91年にはPGAツアーで賞金王、そして95年には全米オープンでも優勝している超実力派の選手。最終ホールで打ったあの4番ウッドで打ったショットは今でも忘れられません。身長175センチで体型的にも我々が参考にしやすい彼のスイングは、特徴的な動きも少なくとてもオーソドックス。ですが、彼の素振りはというと、めちゃくちゃアウトサイドイン、でした。細かい理由は分かりませんが、僕らと同じように、彼にもスイングの悩みや課題があったのでしょう。それを抑えておけるような素振りを彼も試行錯誤の中で掴んだのかもしれませんね。
話がそれましたが、世界で活躍するプロゴルファーでもこういう選手がいるということです。
自分がなりたいスイングがあるのなら、それと実際のスイングのギャップをきちんと理解して、それを改善できる素振りをちゃんと探していくことが重要ということですね。
あなたは自分の素振りについて考えたことはありますか?もしあれば、ぜひ教えてください。