どうもこんにちは、室屋修一です。
あなたは、素振りを自分のクラブだけでやっていますか?練習器具なども併用していますか?
まずは素振りでよくある練習器具の話。
クラブヘッドがついていなくて、片っぽは重く片っぽは軽くなっている棒のような器具をご存知ですか?持っている方もたくさんいるかもしれません。もし持っていない場合は、クラブを2本ほど重ねてみれば重くなりますし、クラブを逆さまに持ってみたりすると軽い方の代用もできますので、手元に用意してみてください。
ゴルフレッスン界隈でよく言われることのひとつに、「重いものと軽いものを交互に振る」という素振りの練習があるのをご存知ですか?僕も、練習場などではよく行なった練習のひとつです。どんな風に練習すれば良いかイメージの湧かない方も多いと思いますので、やり方をサラッと説明していきますね。
ではまず、重いもの、から。
重いものを素振りする目的にはいくつかありますが、
- ウォーミングアップ
- バランス感覚
- スイングの動きだし方の練習
主にこのみっつになります。
そして、このみっつの目的を達成していくために、ぞれぞれの素振りのやり方が違います。
ウォーミングアップがしたいときは、
普段通りに構えてスイングをスタートしてフィニッシュまでいったら、そこで止まらずにまたトップの位置まで戻りフィニッシュまで、また止まらずに連続で素振りを繰り返す。これを4〜5回繰り返す。これを1セットにして数回同じようにやってみる。セットの数はその時の体調なども目安に、だいたい5回も繰り返せばカラダもあったまってきます。
バランス感覚をアップしたいときは、
これも、普段通り構えてスイングをスタートして連続で振るのですが、トップでは左足を上げて足を戻しながら振ってフィニッシュまで行った時に右足を上げて足を戻しながらまたトップまで。トップとフィニッシュでそれぞれ片足になる感じですね。これは意外と最初は感じが掴みにくいかもしれませんが、繰り返し行うことでスイング中のバランスがアップします。バランスがアップすると、傾斜でも自分のしたいスイングがしやすくなりますね。とてもだいじ。
スイングの動き出し方を練習したいときは、
これは、みっつの中でも、行なうのは一番簡単かもしれません。普段通り構えて、スイングをスタートしたら、すぐ終わりです。テークバックだけをひたすら繰り返す。そう、テークバックの瞬間だけの素振り。これは中上級者になると、これを行なってみる理由が少しずつわかってくるかもしれません。これをする理由がピンときにくいこともあるので、あまり初心者の方に勧めることはないですが、行なってみて感じることもあると思うので、普段の素振りにちょこっと時間を足してやってみるのも良いですね。
次に、軽いもの、の場合。
基本的な目的は【スピードアップ】になりますが、ふたつの目的があります。
- 「ものを振る」感覚をチェックする
- スピードアップ
となります。軽いもので素振りをするときは、右手一本(右打ちの場合)で振ることが多いですね。
ものを振る感覚をチェックするときは、
これは、インパクトバッグのようなものを併用すると、効果が上がります。自分の目一杯のスイングを100として、いろんな数値でバッグを叩くというものです。初めは20くらいでも30くらいでも良いです。アタマにパッと浮かんだ数値で構わないでしょう。ランダムに色々な数値で振ってみて、ひとまずのゴールは90とか100。30で振る時と70で振る時のカラダの使い方の違いなども自分で感じられるようになります。それはどこに繋がっていくかというと、距離感の出し方などに繋がっていきますね。距離感、ゴルフで、だいじ。
スピードアップを図るときは、
さて、やってきました。スピードアップ。僕もあなたも、これ、欲しいですよね。やり方は至ってシンプル。右手一本で持って普段通りのドライバーほどのスタンスを取ったら、普段通りに振るだけ。ポイントは、左足の靴の前あたりでシュッと短く鋭い音が出ること。これだけです。インパクトにかけて加速していって、インパクトのポイントの短い時間で一気に最大になる。こんなイメージで振るのを、気が済むまでやってください。なかなか疲れるので、長時間は難しいかもしれませんが、シンプルなのでぜひ。
以上のような素振りの仕方になりますね。重い方で3パターン、軽い方で2パターンの計5パターンを紹介しました。うまくミックスしながら、実際のスイングにつながる素振りマスターになっていきましょう。