未だに謎なこと→時計の文字盤を使った左右対称な振り方で距離感を教えること。
どうもこんにちは、室屋修一です。
ゴルフを始めると比較的早い段階で、「あ、左右対称なスイングってほとんど出番ないやん」と気付く人も多いようで、よく相談を受けます「なんで初心者は時計の文字盤なの?」と。決まってこう答えます。「なんでなんですかね?」と。
ちょっと想像してみてください。
例えば8時の位置のトップからインパクトを迎えた時に、クラブヘッドのスピードは減速します。ボールにぶつかるから。ということは、そのまま進んでいって6時を挟んで8時と対称な位置である4時の位置に到達することはほとんどありえないと思いませんか?それなのに、無理に4時の位置まで持っていかなきゃと思うから、インパクトで減速するはずのクラブヘッドを無理に加速させようとする、するとコントロールを失って、ものすごいトップをしてしまい、ボールはグリーンの反対側へ。なんてことが初心者時には往々にして起きるわけですね。こんな可哀想なことはありません。
さて、アプローチの距離の打ち分け(距離感)について。
上に書いたように、振り幅というのはなんとも微妙なので、あまりオススメはしません。言ってるニュアンスはなんとなくわかるんですけどねー、なんともテキトーな感じが。。スイングの形をイメージするには有効だと思いますが、距離感に関しては、んーーん、な感じ。
また、上にも書いたように、インパクトではボールにぶつかるのでヘッドは減速します。特にアプローチでは地面から打つことが多いので、ボールにぶつかって地面にもぶつかって、ですからね。しっかりインパクトまで加速できていないと当たり負けもあります。ドライバーのようにティアップしてると、地面がないぶん減速する要素が少ないですが、地面との勝負もありますからきっちりとね。
距離を構成する要素って、簡単に書くと、
- ボールの速さ
- ボールの高さ
- ボールのスピン量
の3つですね。
このうち何が難しいって、スピン量。ボールの速さが速くなるとスピンが増える。慣れないとこれがちょっとイメージするのが厄介なので、ひとまずこれは置いておきます。残りの2つで説明します。
では、高さ。
高ければ飛びにくいし、低ければ飛びやすい。ひとまずこのくらいシンプルにしておきます。
けっこう重要になるのがやはり、速さ。ボールのスピードですね。
速ければ飛ぶし、速くなければ飛ばない。これも基本的にはシンプル。
では、この、速さをコントロールするのは、ヘッドスピードですね。これ、バックスイングが大きければヘッドスピードも速くなるかというと、そうでもないです。バックスイングのスピードが速いと、勢いで大きさが大きくなることはあるんですが。
大事なのはダウンスイング、インパクト直前のスピード。自分でスイングのスピードがコントロールしやすいバックスイングの大きさって有るので、それをまずは探すことが大事。それが見つかったら、次はスイングのテンポ。同じスイングの大きさでテンポが速ければダウンも速くなりやすいし、テンポが遅ければダウンもゆっくりになりやすい。
テンポは、メトロノームなどを使ってみると分かりやすいです。スマートフォンのアプリでもたくさんありますね。
ポイントは2つ。
- 自分の心地よいバックスイングの大きさを見つける
- それをテンポを変えて振ってみる
です。これでボールのスピードをコントロールできるようになると、距離感が出しやすくなってきます。ぜひ。