こんにちは、室屋修一です。
スイングには「振るスキル」と「打つスキル」のバランスが大切。
今回は、カラダとクラブのずれがイメージできる複合2拍ドリルの紹介です。
振るスキルと打つスキル。それぞれがバランス良く向上することによって生まれるコントロール能力。飛距離アップ、弾道打ち分け、方向性に直結する大切な部分です。
まずはクラブを持たずに動いてみる。次にクラブを短く持って素振り。確認作業として寸止めの動き。
これらの反復を繰り返し、動きがスムーズになったらボールを打つ!
さらに上級編として、上体を捻じる捻転運動や黄金比にもトライしてみて下さい。
“振る”と”打つ”
ゴルフスイングには、振るスキルと打つスキルのふたつのスキルがあります。いつも話している【インパクト】は、どちらかというと打つスキルになりますね。
この振るスキルと打つスキルが上達していくと、ボールをコントロールする感覚に結びついていきます。
今回は、この振るスキルについてお話をしていきます。
3つのタイミング
タイミング、テンポ、リズム。
この3つの言葉はよく混同されがちですが、今回はタイミングのお話。
ゴルフスイングには3つのタイミングがあります。
- スイングをスタートする
- 切り返す
- インパクト
この3つですね。
この3つのタイミングを繋げていくのが、振るスキルです。
あなたもご存知だと思いますが、
『チャー・シュー・メン』
とか
『ミツイスミトモビザカード』
とか、あれです。
こういったものを使ってスイング全体の調子を覚えていくこと、多いですよね。
今回は、そのイメージをもっと本質的にお話をします。
2種類×2拍の動き
『ターンタン』
『イーチニ』
とか、そういった感じのシンプルな2拍をイメージする方も多いと思いますが、あなたはどちらですか?
頭に浮かびやすい方をちょっとイメージしてみてください。
このイメージ、実はゴルフスイングの動きをイメージするにはちょっとシンプルすぎます。
だって、ゴルフスイングって、体とクラブの動きなんですが、この2つが同時にスタートして同時にインパクトに帰ってくるわけではないですから。
さて、どうしてでしょう。
そう、スイングが成熟してくると、切り返しからは体がクラブより先にインパクトに向かって動き出します。
そうすると、ちょっとズレて動いているイメージをもっと持った方が良さそうですよね。
そしてそのズレをうまくインパクトに合わせていくのがスイングということになります。
複合2拍のスイングイメージ
【タ、ターン、タ、タン】
こんな感じがより適当なイメージだと思います。
体が赤文字
クラブが青文字
大まかに動きを説明すると、先に体が動いてそこにつられてクラブが動いてスイングがスタート。
切り返しでも体が先に動いて、そこにクラブがつられてダウンスイング、インパクトへ。
こんな感じの複合的な2拍になります。
上げて下ろす黄金比
ちょっと話は変わりますが、今も昔も『かっこいいスイング』には共通点があります。
キーワードは、3:1、1:3。
例えばスイングをスタートしてからインパクトまでが1秒かかるとすると、スタートから切り返しまでが0.75秒で切り返しからインパクトまでが0.25秒。
時間でいうと3:1、スピードでいうと1:3、ということになります。
これは、昔の選手でも現代の選手でも、ほとんどこのくらいの比率でスイングをしています。もちろん全員ではありませんが。
パワーを生む捻転ポイント
【タ、ターン、タ、タン】
このターン、タの部分、いわゆる切り返しの部分ですが、ここで左の脇腹あたり、洋服に皺ができるような感じで切り返せると、インパクトに向かって最大限にパワーを出す準備ができるようになります。
まずはインパクトまでの素振りから丁寧に始めてみて、ボールを打つスイングまで繋げてみてくださいね。
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