片手打ちの意味は?なぜよく勧められるのか?
実は、欠かさず続けることで見えてくるものがあります。
片手打ちの意味やコツを知って、是非レベルアップして下さい。
片手打ち。
勧められても退屈だし、簡単そうで難しいから続かない・・。
でもその意味を知れば今日から続けられるはず。
右腕の動き、左腕の動き、振るスキルと打つスキル。
これらがバランス良く身に付くほか、
日々の繊細な違いに気づいて修正がしやすく練習も有意義になります。
やみくもに打つだけの練習から
ピンポイントに修正が利く練習へ変化します。
片手打ちの大切さ
どんなドリルや練習も、両手でやってみると意外とできてる感じがしちゃって、本当にうまく行っているのかがどうも分かりにくい、なんてことありませんか?
そうなんです。
でも、片手ずつでやってみると、ただの素振りやアプローチ練習のような小さいスイングの練習もいきなり難易度が上がります。
そして、できているかできていないかの確認がとてもわかりやすい。
ぼくも個人的に、練習を開始するときや、練習中になんだか感じが変だなと思った時はこの練習に戻って自分の感覚をリセットすることを心がけています。
比較的やさしい左手打ち
まずは左手からやってみましょう。
クラブを持つのも最初はフラフラして難しいかもしれませんが、グリップの握り方や力加減などを工夫しながら、安定感が出てくるところを探します。
最初のうちは、両手でいったん持ってみてから右手だけを外してみるのも良いかもしれません。
最初はそのほうがやりやすい方が多いと思います。
後述する右手打ちよりも体との一体感が出しやすいので、振るだけなら左のほうが降りやすい人もいます。
どちらにしても最初はクラブと体の一体感が出てくるまでは少し辛抱してみてください。
意外と難しい右手打ち
そして右手。
右利きの人はこちらの方がクラブを扱いやすく感じますよね。
でもね、扱いやすいのと、片手打ちをうまくこなすのは大きな違いがあります。
それは、先ほども話した一体感。
扱いやすさが上がれば上がるほど、腕だけでなんとかできちゃう感じも上がるので、腕と体がバラバラに動いてしまうなんてことも往々にしてあります。
こちらも、最初は両手でクラブをセットしてみて、左手を離してみるところからやってみると良いですね。
まずは、クラブと体が一体感を持って動かせるところまでが最初のステップです。
両腕それぞれの役割
左手はステアリング、右手はエンジン、などと表現されることも多い両腕の役割。
ぼくの意見はちょっと違います。
特に右手。右手はそこまで能動的な役割は右手は持っていないように感じます。
右手、特に人差し指の腹でクラブの動きを感じることがとても大事なので、どちらかというと受動的です。
体と共にインパクトまでリードされてきたクラブの動きを感じつつ、微妙な匙加減をする役割があると思います。
エンジン、のような能動的なイメージを持てば持つほど、先ほど書いたようにクラブと体がバラバラになることを誘発すると思います。
あくまで両腕とも、微妙な部分を含めてクラブをインパクトまでコントロールしてくるのだと思います。
練習方法
そこまでを理解したら、さて練習方法ですね。
片手打ちと検索するとたくさんのビデオが出てきてその多くでは、フルスイングまでは行かなくてもかなり大きなスイングで行なっているものもたくさんあります。
が、これは絶対オススメしません。
無意味です。
それが意味をなすのは、対象としては、かなりの上級者でしょう。
しかも、体がけっこう強い人。腕力や足腰がしっかりしている人。
これを読んでくれているあなたは、そんな練習はなるべく避けてください。
練習がただの運動で終わってしまう可能性大です。
練習前のウォーミングアップで片手ずつクラブを振ってみる、くらいならまだしも、それでボールを打つなんてことはできるだけ(いや、絶対)避けてください。
では、おすすめの練習方法です。
右手うちの時は左腕を右腕の下に通して、右腕の外側を支える。
左手うちの時は右腕を左腕の下に通して、左腕の外側を支える。
これがまずは基本のセット。
そして、どちらの場合も、振り幅はせいぜい、クラブを持ってる手元が腰の高さを超えるか超えないかくらい。
ハーフスイング以下ですね。
あくまで、体とクラブの一体感が感じられる程度の大きさです。
これで十分、というか、これ以上は効果がマイナスの人が多くなります。
ダメ、ゼッタイ。
メリット&片手練習の意味
ハーフスイング以下の小さいスイングで行なって、練習の成果として感じてもらいたいことは以下です。
ボールの上を、体→手元→クラブヘッドの順で通過しながらインパクトをできること。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、こんな簡単そうに聞こえることでも、ボールを目の前にすると意外とできません。これができるように丁寧に行なう。これで、両手で持って打つときでも『体がクラブをコントロールしながらハンドファーストでインパクトを迎える』感じが掴めてきます。
そんなことを頭の片隅に入れてもらいながら、ぜひ次の練習ではトライしてみてください。
それではまた。