こんにちは、室屋修一です。
「自分は100ヤードが得意なんですよ」
「このクラブだけは、安心して打てるんです」
そんなふうに“得意な距離”を意識してラウンドしている方、多いと思います。
そしてその得意距離に合わせて、レイアップや刻みを選ぶ場面もあるのではないでしょうか?
たとえば、セカンドショットでピンまで80ヤード打てる場面でも、
「いや、自分は100ヤードの方が得意だから」と一度レイアップして100ヤードを残すような判断です。
たしかに、そういう“自分の安心できる距離”に持ち込むのは、
ミスを減らす方法のひとつに思えますよね。
でも実は——
その判断が、スコアを落とす原因になっているかもしれません。
目次
「得意な距離」信仰が引き起こす落とし穴
こんな経験、ありませんか?
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「得意な距離を残そう」と刻んだけど、ライがベアグラウンドで打ちにくかった
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「100ヤードに合わせる」つもりが、刻みショットをミスして結局80ヤード残った
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「完璧な100ヤード」が打てたのに、グリーン奥のバンカーに入ってしまった
こうした事例って、実は意外と多いんです。
つまり、「得意な距離=いつも結果がいい」とは限らないんですよね。
多くのアマチュアゴルファーが陥ってしまうのは、
得意な距離を過信して、“それ以外を避ける前提”で戦略を組んでしまうこと。
これ、見方を変えると
“選択肢を狭めている”とも言えます。
スコアが良い人は「できるだけ前に出す」
実は、上級者やプロのプレーデータを見ると明確な傾向があります。
「ボールがカップに近いほど、スコアは良くなる」
これはもうシンプルな事実です。
つまり、
「得意な100ヤードに合わせる」より、
「ちょっと苦手でも80ヤードに近づける」方が、
スコア的には得をする可能性が高い、ということなんです。
特に最近では、データ分析に基づく“期待値ベース”のマネジメントが注目されています。
その中で、「特定の yardage をわざわざ残す戦略は、あまり有効ではないことも多い」ということもわかってきています。
ゴルフは「確率のゲーム」。
だからこそ、ナイスショットの“当たればOK”ではなく、ミスしたときも想定した戦略が必要なんです。
でも、「安心できる距離」がダメなわけじゃない
ここで誤解してほしくないのは、
「得意距離に自信を持っていること自体は素晴らしい」ということ。
ゴルフって、メンタルでミスが出るスポーツです。
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「この距離は怖くない」
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「このクラブなら自信ある」
そう思えるだけで、スイングは自然と安定するし、結果も良くなります。
実際、「この距離だけは打てる」という安心ゾーンがあることで、ラウンド中の心の拠り所になりますよね。
また、「この距離はどうしても苦手…」という“避けたいゾーン”がある場合には、
そこを避ける目的で得意距離を残すのは、戦略として十分成立すると僕は思います。
正解は“どちらか”ではなく、“どう選ぶか”
結局のところ、このテーマの本質は「どちらを選ぶか」ではなく、
**「どの状況で、どう判断するか」**なんです。
・グリーン周りの状況はどうか?
・自分のライは?風は?ピン位置は?
・今日は得意距離にどれくらい自信があるか?
これらを踏まえた上で、
「今回は得意距離に合わせよう」
「ここは思い切って前に出してみよう」
と判断できる人が、結果としてスコアを安定させていくんですね。
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今回のテーマ、
実はブログでは書ききれないほど奥が深いです。
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得意距離を活かすか? それともカップに近づけるか?
大事なのは「どちらを選ぶか」ではなく、どう選ぶかです。
その判断力が身につけば、ゴルフはもっと穏やかに、もっと楽しくなりますよ。