こんにちは、室屋修一です。
ゴルフのスコアを安定させるためには、やみくもに練習を繰り返すだけでは不十分で、
プレー中のデータを自分のレベルに合わせて把握し、それに基づいて練習のプランを決めることが重要です。
今回は、あなたのプレーのレベルを上げていくために、コースで気にするべき5つのデータをご紹介します。
1. フェアウェイキープ率より、インプレー率
ティーショットはゲームの出発点で大事ですが、
『フェアウェイキープ率』にこだわりすぎるあまり、
必要以上に緊張してティショットのパフォーマンスを下げている方が多いような気がします。
ティーショットの目的は、セカンドショットを次の目標に向かって打てるライン取りができるかということ。
ライン取りができるなら、ラフ、場合によってはバンカーでも問題ありません。
だとすると、
自分の平均的なティショットの飛距離で打ててセカンドショットのラインがオープンな位置に打ててれば良し、
くらいのつもりでティショットに臨みましょう。
そのくらいの軽い気持ちで打てる方が、かえって良いショットが出そうな気がしませんか?
2. パーオン率より、グリーンの周りに打てた率
100を切ろうと思えばダボオン率、
90を切ろうと思えばボギーオン率、
それ以上を狙うレベルになるとパーオン率も少しずつ気になり出しますよね。
グリーンに乗せることが最優先ですが、もし外しても焦らないでください。
大切なのは、外した後の位置取りです。
グリーン周りに20〜30ヤード以内で次打が乗せやすそう、
もしくは寄せやすそうな位置にいるかどうか。
それの方が自分のプレーの流れが良くなることが多いです。
ただ、
ピンが近い側に外れることやバンカーはアプローチがちょっと難しくなる場合もあるので、
なるべく次のプレーがしやすそうな場所を探しながら
上手くグリーンを外すことも頭に入れてみてくださいね。
3. ダブルウェッジ
アプローチを2回以上打つことです。
50ヤード以内(自身のレベルによっては20でも30でも良いです)で、
アプローチが1打でグリーンに乗ったかどうかを確認。
これがしっかりできていれば、スコアを落とさないゴルフへの大きな一歩になります。
ピンが奥にあっても手前にあっても、無理に攻めずに、
まずは確実にグリーンセンターに乗せることを意識することから始めましょう。
4. 3パットの回数
3パットはできるだけ避けたいもの。
そして、
3パットは誰でも当たり前に起きます。
ただ、これが積み重なると、スコアが大きく変わってしまいます。
ラウンド中に3パットを何回してしまったかをチェックし、
その原因を分析することが、次のラウンドに向けて練習するのに重要です。
もし最初のパットが長ければ、それは誰でも3パットの可能性は上がります。
そんな場合は自分のパットの技術を嘆くよりも、
例えばアプローチをもう少しでも近づけるにはどうすれば良かったかなと考える方が建設的なこともありますし、
短いパットを外すことが多かった場合は、焦らないように深呼吸でもする習慣が必要な場合もあるかもしれません。
どんなパットを3パットしたか、あとで振り返ることができるようにメモなどしておくと良いですね。
5. パー5での大きいスコア
パー5は、上級者にとっては打てる回数が多く打てるので比較的容易に感じることが多く、
初級者や中級者にとっては、単純に距離が長くて大変に感じやすいですよね。
まだパー5が苦手だなと感じるプレーヤーは、無理せず広いエリアに安全なライン取りを意識すること。
時にはバーディを狙うような上級者は、間違ってもボギーで上がれるようなプランを最優先にプレーしましょう。
いかがだったでしょうか?
これらのデータを追いかけることで、
ラウンドの中で何が問題になっているか、どこを改善すればより良いスコアが出るように練習するべきか、
が見えてきます。
上達につながる練習への第一歩は、自分のプレーを自分のレベルなりにデータでしっかり把握することです。
これまであまり気にしてこなかった方は、
今シーズンまずはこの5つのうちから1つずつでも意識してみるようにしてみてくださいね。
きっと練習の質が変わり、プレーに自信が持てるようになっていくことができます。