こんにちは、室屋修一です。
「スイング軌道がアウト・トゥ・インだからスライスするんです。」
「フェースをスクエアに戻しましょう」
「軌道をインサイドアウトにしましょう」
…って、よく聞きますよね?
でも、これって実は逆効果になることもあるんです。
僕が一緒に練習したゴルファーの中にも、
「スイングは変えてるのに、球がまっすぐ飛ばない」
「もう何が正解か分かりません…」
っておっしゃる人がたくさんいます。
でもね、こう伝えると顔がパッと変わります。
「スイング軌道は極端でもいい。**フェースの向きをちょっと変えるだけで、球は“使えるレベル”になリますよ」
って。
たとえば、アウト・トゥ・インの軌道で、フェースがターゲットに対してスクエアだと、
典型的なスライスになります。
ボールは左に出て、右に大きく曲がる。「バナナスライス」ってやつです。
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でも、フェースをターゲットに対して少しクローズにするだけで、
そのスライスが、**「コースで使えるフェード」**になるんです。
つまり、“曲がってはいるけどコントロールできる球”。
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これは「スイングを変えるより早く結果が出る」から、
とくに時間がないアマチュアゴルファーには効果的です。
目安はこうです:
クラブフェースは、スイング軌道とターゲットラインの間を指しているのが目安。
フェースと軌道の角度差が大きすぎると、それだけで球筋は暴れます。
「軌道は二の次でいい。まずはフェースの管理から」
これ、僕のレッスンでいちばん伝えてることです。
週末の練習で、「スイングはそのまま、フェースの向きだけ変えてみる」をぜひ試してみてください。
室屋修一