どうもこんにちは、室屋修一です。
飛距離や方向性までにも影響するのがスイング中の切り返し。 “タメ”や”間”を作るコツが分かる簡単練習ドリルです。 理想のインパクトのために、ぜひ試してほしいと思います! 今回は、実際のレッスンでも教えている変化が実感できる簡単ドリル! まずはゆっくり、指の力を抜いて素振りから。 飛距離アップやアーリーリリースの改善に役立て下さい。
インパクトに直結する切り返し
ゴルフスイングの中で力がかかるポイントはいくつかあります。動かし始めのテークバック、当たった瞬間にとても大きな力がかかるインパクト、インパクトした後のクラブに引っ張られようとするフォロースルー、そしてダウンスイングに入る瞬間の切り返し。大まかに挙げるとするならばこの4つでしょうか。
今回は、この4つの中でも、切り返しの話をします。
切り返しの感じが掴めると、そのコンマ何秒先にあるインパクトの精度がとても上がります。
なぜ切り返しは感じを掴むの難しいのか
多くの人が切り返しの感じがなかなか掴めないと言います。はい、僕ももちろんそうでした。ただ、ここの感じを掴むと途端にスイングの雰囲気が変わります。雰囲気だけではなく、スイング全体のスムースさが変わります。
ではなんで切り返しの感じが掴みにくいかというと、、、
テークバックもインパクトもフォロースルーも、大きく力がかかるのは、主にカラダとクラブヘッド、この2つが引っ張り合うだけなんですよね。なので、意外と感じが掴みやすい。
ただ、切り返しに関しては、クラブとカラダが引っ張り合う以外の関係が生まれます。そう、クラブとカラダではなく、手元とカラダなんですね。なんとなくイメージ湧きますか??
切り返しって、一体何が起きているのか
両手首とシャフトが角度を小さくしながら、クラブヘッドはバックスイングからダウンスイングに入る切り返しの瞬間を迎えます。この時左腕が伸ばされるのは、自分でうーーーんと伸ばしているわけではないですよね。アドレスではカラダの方に向いていたグリップエンドが、くるっと向きを変えてカラダから遠ざかる向きに向きを変えています。
そう、これが切り返しで起きていることです。フルスイングだけではなく、アプローチのような小さいスイングでももちろん起きています。大まかに感じを掴むだけなら、軽くワッグルするだけでも掴みやすいです。上級者がワッグルをする様がイメージできますか?あれは、もちろん運動の予備動作という意味もありますが、ほとんどの場合、切り返しの感じのチェックで行なっています。あれは、小さな小さなフルスイングなんですね。
【あわせて読みたい記事】切り返すポイントを知るのに重要なのは、スイングのテンポやタイミングを掴むこと。スイングのテンポやタイミングに関してはこちらの記事で紹介しています。
切り返しの感じを掴むには
くるっと手元が向きを変える瞬間、これが起きた瞬間から、カラダと引っ張り合うのは、クラブヘッドから手元にバトンタッチしているわけです。このバトンタッチの感じが掴めると、「あ、切り返しってこんな感じなのね。」と感じが掴めます。
手元のペンでも良いので、くるっと向きが変わる瞬間だけでも一日5分、やってみてください。
手元の向きが変わりながら、その手元はダウンスイング方向に向かう。この一連の流れを、はじめはゆっくりでも良いので行なう。傘を振るより安全ですし、いつでもどこでもできますよね。その一瞬の感じを掴むだけの練習でも積み重ねるとスイングがガラッと変わります。
力を入れるところではなく、力の向きを変える場所が切り返し
切り返しの感じが掴めない頃は、ダウンスイングに入ると、両手や右肩に力が入り、指にもギュッと力が入る。そこからボールめがけて振っても、当たらないどころかどこにボールが飛ぶかは神のみぞ知る、でした。だんだん感じが掴めてくると、自分でクラブをコントロールしながら振る感覚、そして次はフェースをコントロールできてくると、少しずつボールをコントロールする感覚が生まれてきます。
いつでもどこでも練習できる切り返し。傘をペンに持ち替えて、コツコツやっていきましょう。
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