こんにちは、室屋修一です。
ゴルフの練習で「上達を感じられる瞬間」って、とても大切ですよね。先日、ある生徒さんから練習場での映像を送っていただきました。最近ショットトレーサーを導入されたとのことで、その映像を見ていて僕自身もワクワクしました。
やっぱり球筋が目に見えて残ると、自分のイメージと実際の結果を照らし合わせやすくなるんです。これは僕が普段から強調している「練習を意味のあるものにする」ための大事な要素。単に数を打つだけでなく、**「今のショットはどういう球筋で、どんな意味があったのか」**がわかると、上達のスピードは大きく変わります。
目次
ショットトレーサーで見えた理想のアプローチ
送っていただいた映像の中で、特に印象的だったのが50ヤード前後のアプローチショット。
キャリーは40ヤード前半、そこから転がって合計50〜56ヤード付近まで伸びていきました。
高さも中段道。高すぎず、低すぎず──まさに現場で使える実戦的なアプローチです。
しかも球筋はほとんど曲がらず、1ヤード程度の誤差しかない。インパクトがしっかりしていて、芯を食った感覚が映像からも伝わってきました。
こういうアプローチは本当に「ベーシック」。シンプルですが、だからこそコースで一番役に立つショットです。
「ふわっと上げる」アプローチの落とし穴
多くのゴルファーがやりがちなミスは、アプローチでボールを必要以上に高く上げようとすること。
もちろん、状況によっては高さが必要な場面もあります。でも、常に「ふわっと上げて止めよう」とする癖がつくと、インパクトが緩んでしまい、トップやダフリといった大きなミスを招きます。
今回の50ヤードのアプローチは、その逆。
高く上げすぎず、力感も抜けすぎず、コンパクトにインパクトが入っている。だからこそ、転がりまで含めて計算できる安定した球筋が出ているんです。
転がりがもたらす「グリーンを読むヒント」
ここからが面白いポイントです。
キャリーだけで止まるボールと、転がりを伴うボール。両者には大きな違いがあります。
キャリーでピタッと止まってしまうと、グリーンの傾斜を読み取る情報が残りません。逆に、キャリー+ランのアプローチを打てば、ボールが転がる軌道からグリーンの傾斜を確認できるのです。
例えば今回の映像では:
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キャリー41ヤード、ラン10ヤード前後 → 傾斜を利用してパットのラインを考える材料になる
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キャリー49ヤード、ほとんどランなし → ピンの手前で止まってしまい、ラインの情報が得にくい
同じアプローチでも、転がりをどう作るかで「次のパットに役立つかどうか」が変わります。これは実はスコアメイクに直結する考え方なんです。
練習のステップ:50ヤードを軸に
では、どうやってこの感覚を磨いていくのか。僕のおすすめは以下のステップです。
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まずは50ヤード前後を基準にする
中弾道でキャリー40ヤード+ラン10ヤードをイメージ。芯で捉える感覚を掴む。 -
距離を短くしていく
次に30ヤード、20ヤードと距離を縮めながら、同じ「緩まないインパクト」を意識。特にグリーン周りでは低めのアプローチを練習して、転がして寄せる感覚を養う。 -
距離を少し伸ばしていく
70ヤードや80ヤードでも、50ヤードで掴んだイメージをベースに応用。距離が変わっても、芯を食ったインパクトと転がりを活かす考え方は共通です。
こういう順番で練習すると「アプローチの軸」がブレなくなります。
アプローチとパッティングの関係性
今回の映像を見て改めて感じたのは、アプローチとパッティングは繋がっているということです。
グリーンに乗せるまでがアプローチ、そこからがパッティング──そう分けて考えている方は多いのですが、実際には連続した一連の流れです。
アプローチの転がりを観察しながら「このラインは右に切れる」「下りは思ったより速い」といった情報を拾っていけば、次のパットに活かせる。つまり、アプローチが「パットの練習」になっているわけです。
もし「パットが最近イマイチだな」と感じている方は、アプローチから傾斜を読む意識を持ってみてください。きっとパッティングの精度も変わってきます。
まとめ:転がりを味方にする
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高く上げすぎないアプローチは実戦的でミスも減る
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キャリー+ランのボールは、傾斜を読むヒントになる
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50ヤードを基準に距離を広げたり縮めたりして練習する
「アプローチの転がりを味方につける」──これだけで、パッティング精度もスコアの安定度も一段上がります。
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