こんにちは、室屋修一です。
今回は、Hさんからいただいたラウンド報告への返信内容をもとにお届けします。
Hさんは最近、同じコースでプレーする機会が増えてきました。
いわゆるホームコースを持っている方はもちろん、仕事仲間との定例ラウンド、仲間内の月例会、よく行くお気に入りのコースなど、結果的に“同じコースを繰り返し回っている人”にも共通する話です。
これはとても良い流れです。
なぜなら、同じコースを繰り返し回れる環境には、スコアアップにつながる大きな価値があるからです。
多くの方は、同じコースを回る回数が増えると、
- ベストスコアを出したい
- もっと真っすぐ打ちたい
- ミスを減らしたい
- スライスを直したい
- 前回よりいいスコアで回りたい
と考えます。
もちろんそれも自然なことです。
でも実は、同じコースを何度も回れる人がまず育てたいのは、少し別の力です。
目次
技術より先に育つものがある
たとえばドライバーが右へ曲がる日。
多くの人は、
「このスライスを何とかしなきゃ」
と考えます。
ですが、ラウンド中に技術を直そうとすると、かえって崩れることがよくあります。
1ホール目のミスを引きずって、2ホール目でさらに修正。
その修正がまたズレて、3ホール目で不安が増える。
こうなると、球筋以上に“思考”が乱れていきます。
それよりも大切なのは、
この球で今日はどう回るか?
という視点です。
- 左を向いて打つ
- ドライバーをやめて5WやUTにする
- 右ラフで止まる場所を狙う
- ボギーでOKのルートを選ぶ
- 危ないホールだけ刻む
こうした判断ができる人は、調子が悪い日でもスコアを大きく崩しません。
同じコースを回る価値は「慣れ」ではなく「情報」
同じコースを何度も回る意味は、ただ慣れることではありません。
本当の価値は、
自分専用の攻略データが増えていくこと
です。
たとえば、
- このホールは右でも助かる
- ここだけ左は危険
- この風なら1番手上げる
- 奥からは難しいから手前でいい
- このティーショットは飛距離より位置が大事
- このグリーンは下りのパットを残したくない
こういう情報は、本や動画では手に入りません。
実際に回った人だけが得られる財産です。
スコアカードには残らないけれど、こうした情報の積み重ねこそが、後々の安定感を作っていきます。
前回の失敗が、次回の武器になる
同じコースを回る機会が多い人には、大きな強みがあります。
それは、失敗を次回に活かせることです。
たとえば、
- 前回ここで欲張って池に入れた
- このバンカーは思ったより深かった
- このホールは右から攻めた方が楽だった
- このピン位置ならセンター狙いで十分だった
こういう経験は、一度やって終わりにするとただの失敗です。
でも次回に活かせば、価値ある経験になります。
同じコースを回る人は、毎回ゼロから勝負しているわけではありません。
前回までの経験を持って、次の1打に立てる。
これはとても大きなアドバンテージです。
調子が悪い日こそ、経験が効いてくる
ナイスショットが続く日なら、どこで回ってもそこそこ良い結果になるかもしれません。
でもゴルフは、毎回そうはいきません。
- スライスが止まらない日
- 当たりが薄い日
- アプローチの距離感が合わない日
- パターが入らない日
- なんとなく振りにくい日
そんな日に、
「このホールはここ狙いで耐えよう」
「今日はこのクラブで刻こう」
「ここはボギーで十分」
「今日は手前からいこう」
と考えられると、スコアはまとまりやすくなります。
ここで効いてくるのが、同じコースで積み上げた経験です。
ミスをゼロにするより、悪いミスを減らす
ゴルフにミスはつきものです。
ただし、ミスには2種類あります。
まだいいミス
- ラフに残る
- 花道に外れる
- 次が打てる
- 寄せやすい場所にある
避けたいミス
- OB
- 池
- 林の奥
- 出すだけ
- 下りの難しい場所に外す
目指すべきは完璧なプレーではありません。
悪いミスを減らすこと。
そのために、
「どこに外せばまだ助かるか」
を知っていることが、とても大きいのです。
上達とは、対応力が増えること
年齢や練習量に関係なく、ゴルフは上達できます。
なぜなら上達とは、
毎回ナイスショットすることだけではなく、
その日の自分に合わせてプレーできるようになること
でもあるからです。
飛ばない日でも回れる。
曲がる日でもまとめられる。
不調でもゲームを壊さない。
こういう力は、同じコースでの経験から育ちやすいです。
Hさんにお伝えしたかったこと
同じコースで回る回数が増えてきた今、
スライスを直すことだけに時間を使うのは、少しもったいないかもしれません。
それよりも、
- このホールはどこを狙うか
- 今日の球なら何番を持つか
- どこならミスしても助かるか
- どうすれば崩れず回れるか
- 前回の失敗をどう活かすか
こういう視点を1つずつ積み上げていくこと。
それが、これからのスコアに大きく効いてきます。
まとめ

同じコースを回れる最大のメリットは、
安く回れることでも、予約しやすいことでもありません。
経験が積み上がること。
ここにあります。
次のラウンドでは、スコアだけでなく、
- 今日このコースから何を学べたか
- 次回に活かせる発見は何か
- どこが安全地帯だったか
- 今日は何で崩れなかったか
そんな視点でも振り返ってみてください。
その積み重ねが、気づいた頃には大きな差になります。
もしあなたも、
- 同じミスを繰り返してしまう
- 練習しているのにスコアが安定しない
- 技術だけでなく、考え方や攻略も学びたい
- よく行くコースで結果を出したい
- 自分なりのラウンド力を身につけたい
そんな感覚があるなら、オンライン・ミックスでお手伝いできます。
スイングの形だけではなく、実際のラウンドで起きていることを一緒に整理しながら、あなたなりの上達ルートを作っていきましょう。