こんにちは、室屋修一です。
今日は、生徒さんからいただいた ラウンド報告とスコアカード をもとに、
多くの大人ゴルファーがつまずきやすい“ある本質”について書いていきます。
これ、あなたのラウンドにも必ず当てはまる内容です。
目次
OBは「悪」じゃない。そこに“伸びしろの塊”がある。
今回いただいたスコアカードでは、
ティーショット OB が 3 回、セカンド以降の OB が 2 回。合計 5 回のペナルティ。
表面的には「痛い」。
スコアが 8〜10 打は変わってしまう要因です。
でも、実はこの OB は、
すべてが“ナイス挑戦”の結果でした。
ティーショットが以前よりいい位置に行くようになり、
セカンドで「行けるかもしれない」とチャレンジした結果のミス。
これ、大事なんですよ。
多くの人は“ミスした結果”だけを見るけど、
本当に見るべきは 「なぜそのミスが起きたか?」 の方。
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ライの状況
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地面の傾斜
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周囲のリスク
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自分の得意クラブとの相性
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心理状態(いけそう、いけるはず)
挑戦したからこそ、これらに気づける。
次のラウンドの判断基準が、1つ1つアップデートされていくんです。
これはスイング練習では絶対に身につかないこと。
だから、今回の5回のOBは
「伸びしろの証拠」なんです。
ラウンドは“本番”ではなく、最高の練習場。
これ、僕がずっと伝えたい価値観です。
多くのゴルファーは、ラウンドを 「一発勝負の本番」 と捉えます。
でも本当は逆で、
ラウンドこそ、最高の練習場所。
練習場では絶対に再現できない条件が揃うからです。
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1球勝負の緊張
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傾斜
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風
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芝の状態
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成功/失敗による感情の変化
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判断 → 実行 → 結果 → 修正 のリアルループ
「プレッシャーの中でどう判断するか」
「打つ前に何を見て、何を捨てて、何をチョイスするか」
これらはコースでしか鍛えられない。
だからこそ今回のように、
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前半は荒れた
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後半で立て直した
この“変化に気づき、修正できた”という事実こそ、
とても価値があります。
次に繋がる“具体的な練習”は?
今回のラウンド内容から見えてきたのは、
① UT と 8番アイアンの精度が「スコアのカギ」になる
ティーショットの成功率が上がってきた今、
次のステージは “グリーンに近づくまでのゲーム” です。
これからのポイントはここ。
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UT を使う場面の判断
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8番アイアンで確実に前へ進める技術
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どちらを選ぶと安全か?どちらだと危険か?
UT と 8番の2本を軸に、「選択のゲーム」を作っていくこと。
② ランダム練習で“ラウンドの流れ”を再現する
おすすめはこの順序練習↓
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ドライバー
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UT を1球
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8番を1球
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ピッチングを1球
この“順番を毎回変える”というやり方がポイント。
ラウンドの「状況変化」を模擬する効果が絶大です。
「ドライバー後はUTが振りやすいな」
「8番の方がミスが小さいな」
「この流れだと9番が安心だな」
こんな“気づき”がボロボロ出てくるはず。
③ パッティングは今は優先度を上げない
これは多くの人が誤解しがちだけど、
スコアが安定しない時期に、パットを追いかけると遠回りになります。
今はまだ“グリーンまでのゲーム”の方が圧倒的に効く。
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OBを減らす
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大ミスを減らす
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50ヤード以内を「2回以内で乗せる」
この3つが揃うと、パットの価値が自然と高まり始めます。
逆に言えば、
今の段階ではそこまで気にしなくてOK。
一番大事なのは、「挑戦の質」。
今回のラウンドを総括すると、
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OBは止めるべき“悪”ではなく、成長の材料になる
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ラウンド中にのびしろが露わになることはむしろチャンス
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ミスを恐れず、状況判断のセンスを磨くフェーズに入っている
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UTと8番の2本がスコアの中心軸になる
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パットはまだ優先度が低い(焦らない)
という“良い流れ”になっています。
挑戦があるからこそ上達する。
失敗があるからこそ気づける。
その積み重ねが、スコア109 → 100台 → 90台の道をつくります。
今回のラウンドは、まさにその“階段を1つ上がった証拠”です。
ラウンド後の行動が、上達速度を決める
次回以降のラウンドでは、
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ライの観察
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周囲の状況判断
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クラブ選択の理由付け
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1球勝負での“心の使い方”
これを少しだけ意識してみてください。
たった1つの気づきが、
3ヵ月後のスコアを大きく変えます。
最後に少しだけお知らせです
もし、
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ラウンド報告のフィードバックが欲しい
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練習メニューを定期的に調整してほしい
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コースでの判断力を伸ばしたい
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短期間で“安定スコア”に入りたい
という方は、僕の オンライン・ミックス がとても合います。
強制ではありませんが、
こういう「実際のラウンドを一緒に改善していく」スタイルが
いま最も成果が出ています。