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現在の場所:ホーム / レッスン / オンラインレッスン / 「しなり」を追いかけると、なぜか当たらなくなる話 -「しなった気がする」は正解じゃない。当たる人が使っている“合図”

「しなり」を追いかけると、なぜか当たらなくなる話 -「しなった気がする」は正解じゃない。当たる人が使っている“合図”

2026年2月5日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

ゴルフを長くやっていると、
ときどき「理由はよく分からないけど、今日は当たる」という日があります。

逆に、
スイングの形も悪くない
練習ではそこそこ当たっている
なのに、コースに出ると噛み合わない。

この差は、何なんでしょうか。

先日、Kさんとのセッションで出てきた話は、
この違いを考えるうえで、かなり本質的でした。

「しなったって感じた時は、ほぼ間違いなくいい当たりになるんです」

この言葉を聞いたとき、
「ああ、ここだな」と思いました。


目次

  • ほとんどのゴルファーがハマる“分かれ道”
  • 「原因」と「結果」を、分けすぎなくていい
  • シャフトは「1回だけ」しなっているわけじゃない
  • なぜハーフスイングだと分かりやすいのか
  • 多くの人が「しなり」と呼んでいる正体
  • 感じる場所は、人によっても日によっても違う
  • 「手首を固める」は、本当に悪なのか?
  • しなりは「技術」ではなく「合図」
  • 次の練習でやってみてほしいこと
    • 目的
    • やること

ほとんどのゴルファーがハマる“分かれ道”

芯に当たった。
球が強い。
変な力感がない。

そういうショットのあと、
人は必ず“振り返り”をします。

そのとき、頭に浮かぶのが、

  • しなり

  • タイミング

  • ハマった感じ

  • 軽さ

  • 乗っかった感覚

こういう言葉です。

ここで、多くの人は技術の方向に進みます。

「じゃあ、どうやったら毎回しならせられるんだろう?」

でも、
スコアが安定していく人は、
ここで別の方向に進みます。

「あの時、自分は“どんな状態”だったんだろう?」

この違いが、
あとからじわじわ効いてきます。


「原因」と「結果」を、分けすぎなくていい

しなったから当たったのか。
当たったから、しなったと感じたのか。

正直に言うと、
ラウンド中にこの2つを正確に切り分けることはできません。

Kさん自身も、話している途中でこう言っていました。

「当たる前に柔らかく感じた気もするし、
でも後から思い出してるだけかもしれない」

でも、ここははっきり言えます。

それでいい。

ゴルフにおいて重要なのは、

  • 説明できるかどうか
    ではなく、

  • 次に打つ一球で使えるかどうか

だからです。


シャフトは「1回だけ」しなっているわけじゃない

ここで、少しだけ構造の話をします。

シャフトは、
トップからインパクトにかけて
「一度だけ、くの字にしなる」
そんな単純な動きをしていません。

実際には、

  • 動き出し

  • 切り返し

  • ダウンスイング中

  • インパクト直前

  • インパクト後

と、条件次第で何度も形を変えています。

ただ、多くのゴルファーは
「ダウンスイングで急に曲がる瞬間」
だけを“しなり”だと思っている。

ここに正解を置いてしまうと、

  • 感じない日は不安

  • 感じようとして力が入る

  • 結果、当たらない

というループに入りやすくなります。


なぜハーフスイングだと分かりやすいのか

Kさんが興味深かったのは、

  • フルスイングだと分からない

  • ハーフスイングだと、かなり分かる

という点でした。

これはスピードの話ではありません。

情報量の話です。

ハーフスイングは、

  • 動きが短い

  • 起きることが少ない

  • 圧がかかる時間が短い

だから、

「今、何か乗った」
「今、打てる」

というサインを拾いやすい。

フルスイングになると、

  • 動きが長くなる

  • 感覚が分散する

  • 頭の中のノイズが増える

結果として、
同じことが起きていても、感じにくくなる。

これは技術の差ではありません。
人間の感覚の構造です。


多くの人が「しなり」と呼んでいる正体

もう一段、踏み込みます。

多くの人が
「しなった」と表現している感覚。

実際には、

  • 指の肉が潰れる

  • グリップに圧が乗る

  • クラブの重さを受け止める

こうした圧や重さであることがほとんどです。

これは悪いことではありません。
むしろ、とても健全です。

問題は、

「これはしなりだ」
「だから次もこれを出さなきゃ」

と、名前に縛られた瞬間。

名前をつけた途端、
感覚は“再現すべき対象”に変わってしまいます。


感じる場所は、人によっても日によっても違う

Kさんの話に出てきたのは、

  • 左親指

  • 右手の人差し指

  • 小指側

このあたりでした。

ここで覚えておいてほしいのは、

感じる場所は、人によって違っていい
ということ。

さらに言えば、

  • 同じ人でも

  • クラブが変われば

  • その日の体調が違えば

簡単に変わります。

「正しい指の位置」
「感じる正しい場所」
を決めようとした瞬間、
感覚は鈍くなります。


「手首を固める」は、本当に悪なのか?

Kさんがラウンド中によく使う対処法として、

「ダフりそうな時は、手首を固めるイメージ」

という話がありました。

これも、0か100で考えなくていい。

多くの場合、これは

  • しなりを殺している
    のではなく、

  • 暴れを抑えている

だけです。

結果として、

  • 当たりが安定する

  • フェース管理が楽になる

なら、その日はそれが最適解。

ゴルフは、
毎回同じ打ち方を再現するゲームじゃありません。
その日の状態で、最も噛み合う解を選ぶゲームです。


しなりは「技術」ではなく「合図」

ここまでの話を、ひとつにまとめます。

  • しなりは再現すべき技術ではない

  • 打てる状態に入ったことを知らせる“合図”

  • 合図は1つとは限らない

  • 固執すると、他の合図を潰す

だから、問いを変えてみてください。

✕「どうやってしならせるか?」
○「何を感じた時に、今日は打てると分かるか?」


次の練習でやってみてほしいこと

最後に、次にそのまま使える練習です。

目的

しなりを作ることではありません。

やること

  1. アイアンでハーフスイング

  2. 当たった球だけを見る

  3. 次の3つを言葉にする

  • どこで感じた?

  • いつ感じた?

  • 何を感じた?

正解探しは不要。
再現もしなくていい。

気づくだけでOK。

それだけで、

  • ラウンド中に戻れる

  • 迷った時の基準ができる

  • 技術に振り回されにくくなる

これが、
スコアが安定していく人の思考です。


今回の話は、
「しなりをどう作るか」
「正しい感覚はどれか」
という話ではありませんでした。

  • 自分は、どんなときに“打てる状態”に入っているのか

  • それは、どんな合図として感じ取れているのか

  • 逆に、どんなときにズレ始めているのか

こういう “自分の中の基準” を、少しずつ言葉にしていく話です。

ただ、正直に言うと——
これを 一人でやり切るのは、けっこう難しい です。

なぜなら、

  • 当たった球しか覚えていない

  • ダメだった理由は、感情に引っ張られる

  • そもそも「何を見返せばいいか」が分からない

こういうことが、どうしても起きるからです。

オンライン・ミックスでは、

  • ラウンドや練習の話から整理して

  • 「今、どこが整っているのか/ズレているのか」を言語化して

  • スイングを変える前に、考え方と基準を一緒に作る

ということをやっています。

スイングを見なくても話が進むのは、
当たる瞬間に変わらないものを扱っているからです。

もし、

  • 最近、当たりは悪くないのにスコアが安定しない

  • 技術の話より、「考え方」を一度整理したい

  • 今の自分の状態を、誰かと一緒に確認したい

そんなふうに感じたら、
オンライン・ミックスの案内ページを一度だけ覗いてみてください。

無理に何かを変える場所ではありません。
「今の自分、どこにいるんだろう?」
それを確認するための場です。

→オンライン・ミックスの詳細はこちら

カテゴリオンラインレッスン, レッスン

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