こんにちは、室屋修一です。
「今日は90を切るぞ!」
そう意気込んでスタートしたラウンドで、前半のトリプルボギーに心が折れた経験はありませんか?
実はこれ、レッスンでもよく見かける“ある思考のクセ”によるものなんです。
そしてこの「ラウンド前にスコア目標を掲げること」が、逆にスコアを乱す原因になっていることをご存じでしょうか?
スコア目標が意識を“未来”に飛ばす
最近のゴルフ戦略論では、「目標スコアを持つこと」自体がスコアのブレにつながるという意見が増えています。
なぜなら、スコアを意識することで「このホールでボギーだと…」「あと何打で上がらなきゃ…」と、意識が未来に飛んでしまうから。
そうなると、本来やるべき「今この場でのベストな判断」からどんどんズレていきます。
この“未来志向”が、判断ミスや無理な攻めにつながってしまうんです。
ミスを許せなくなると、連鎖が始まる
スコア目標に囚われていると、ひとつのミスに対する許容度が低くなります。
ナイスショットでもパーが取れなければ不満、
1ホールでトリプルを叩けば「今日はもうダメだ…」と心が折れてしまう。
でも、考えてみてください。
スコア90前後のアマチュアでも、1ラウンドで14回以上グリーンを外すのは普通。
プロですら林からのリカバリーでパーが取れる確率は2割程度しかありませんなぜ「ナイスショットでもダボ」になるの…。
それなのに、「毎ホールうまくいく前提」でいることこそが、実は最大のミスなんです。
スコアではなく「判断の質」で振り返る
では、ラウンド中に何を意識すれば良いのでしょうか?
それは、「ひとつひとつの状況に対して、どんな判断をしたか」。
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✅ OBゾーンを避ける判断ができたか?
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✅ 難しいライで無理をせず出す選択ができたか?
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✅ パーオンより、確実にボギーで抑える道を選べたか?
こういった“判断の質”を振り返ることが、スコアよりも遥かに再現性のある成長につながります。
僕がレッスンでよく紹介しているのは「判断点数をつける」という方法です。
たとえば、1ホール終わるごとに「自分の判断は何点だったか?」を振り返るだけでも、
プレーの精度と落ち着きがガラッと変わってきます。
「目標スコア」ではなく「スコアレンジ」を
とはいえ、何の目安もなくラウンドするのは不安ですよね。
そんな時は「スコアレンジ」で考えるのがオススメです。
たとえば「今日は88〜95のどこかに収まればOK」という具合に、幅を持たせることで判断にも余裕が生まれます。
実際、スコア90前後のゴルファーが±3打くらいのブレを許容するのは、ごく自然なことです。
むしろ、その幅を“受け入れるかどうか”がメンタルの安定に大きく影響してきます。
まとめ:目標スコアをやめて、判断スコアを育てよう
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🎯 目標スコアは未来志向を生み、判断を狂わせる
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🧠 判断ミスの連鎖を防ぐには「判断の質」にフォーカス
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📝 自分の判断を振り返り、スコアではなくプロセスで評価
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📊 目標スコアではなく、現実的な「スコアレンジ」を設定しよう
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