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室屋 修一

2年間スイングをいじらずに平均スコア20打縮めた60代ゴルファーのお話

2025年8月15日 by 室屋 修一

どうせやるなら真剣にやる人は、こんなふうに変わる

こんにちは、室屋修一です。

今日は、Mさん(60代後半)の話をします。
Mさんがレッスンに来てくれるようになって、ちょうど2年。

この2年間で、平均スコアが20打近く縮まりました。
しかも、ほとんどスイングの改造はしていません。

年間プランの最初のミーティング

Mさんは今、年間を通してレッスンを受講していただいています。
スタート前のミーティングで話したのは、スイングの形や打ち方ではありませんでした。

まずは、

  • 練習時間やラウンド回数から考えた現実的な期待値の設定(期待値)
  • その期待値を達成するための練習やプレー改善の順番(期待値)
  • コースではどう回るべきかという戦略(戦略)
  • 日頃どんな練習をやるか、あえてやらないか(練習)
  • ラウンド中にどんなことを考える癖をつけるか(メンタル)

こういった“全体設計”をざっくり作ったんです。

本人はもっと「スイングをこう直す」みたいな話になると思っていたらしく、
「え、そこからやるんですか?」と少し驚いていました(笑)。
でも、このプランがその後の土台になりました。

アプローチでもコースでも共通して話してきたこと

振り返ってみると、アプローチレッスンでもコースレッスンでも、僕がMさんにずっとお話ししてきたのは、「思いつくこと」を増やす練習だった気がします。

アプローチでは、

  • この距離、このライ、このクラブなら何ができそうか
  • 逆に、何ができなさそうか
  • その中で、カップインまでのストロークが少なくなる可能性が高い選択はどれか

コースでは、

  • ティグラウンドから見える情報(フェアウェイの幅、バンカーの位置、風向きなど)
  • その情報から、攻めるルートと安全なルートの候補を出す

「思いつくこと」の数が増えれば、選択肢が広がります。
そして「思いつくこと」の回数が増えれば、それが習慣になって、無意識でも判断できるようになります。
この“数と回数”の両方がそろって初めて、本当の武器になるんです。

時間やお金よりも大事なこと

年間レッスンは時間も費用もかかります。
でも、成果を分けるのはそこではありません。

同じ回数レッスンを受けても、結果の出方は人によって全く違います。
Mさんは毎回学んだことをすぐ練習やラウンドで試し、次回には必ずフィードバックを持ってきてくれます。
この取り組み方こそが、2年間で20打縮めた最大の理由です。

そして…2年やってきた今

最近になって、Mさんは「スイングのテンポ」に取り組み始めました。
……といっても、元々テンポがバラバラだったわけではありません。

狙いは、どんな状況でも自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる状態を作ること。
強風の日も、緊張する場面も、安定して100%に近い感じを出せる土台づくりです。

つまり、2年間の積み上げがあったからこそ、ここで初めて「スイングの土台」に着手できたわけです。
2年間やって、初めてですよ?
こんな順番のレッスン、他で聞いたことあります?(笑)

本人の感想

先日、Mさんが笑いながらこう言いました。

「ゴルフのやり方や楽しみ方が、全然変わりました」

以前は「スイングを直せばスコアが良くなる」と思っていたそうです。
でも今は、「状況をちゃんと見て、その場でどうするかを考える」ことの大切さを実感している。
そのおかげで、ゴルフというゲームが以前よりずっと楽しくなったそうです。

まとめ

Mさんは最初から「どうせやるなら真剣に」と決めていました。
その気持ちがあったから、練習もラウンドも中途半端にならなかった。

ゴルフは本気になった人から順番に景色が変わります。
「まずはちゃんと見る」「思いつくことの数と回数を増やす」──そこから、あなたのゴルフも変わり始めるかもしれません。

もし、今回のMさんのように自分に合った順番で取り組むプランを一度作ってみたいなら、
まずは初回の診断レッスンやオンラインセッションで現状を見える化してみてください。

最初の一歩は、小さくても大丈夫です。
やる順番と内容さえ間違えなければ、2年後には今とはまったく違う景色が見えてきます。



 

打つだけで上達するなら、とっくにシングルです。

2025年8月14日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

もし「とにかく球数を打てば上手くなる」なら、練習場の常連さんは全員シングルになっているはずです。
でも現実はそうじゃない。

これは、ゴルフは“同じ動作を繰り返す”だけでは改善できないスポーツだからです。


球数=上達ではない理由

練習場では毎回同じライ(平らな場所)で、同じクラブ、同じ距離感で打てます。
でもコースに出た瞬間、条件はバラバラ。
風、傾斜、芝の長さ、ライの状態、そしてプレッシャー。

つまり、コースでのゴルフは「不確定要素との付き合い方」が大半なのに、練習場はその要素がほぼゼロ。

だから練習場での球数と、コースでのスコア向上は、思ったほど直結しません。


「打ち方」より「考え方」が結果を変える

多くの人はミスの原因を「スイングそのもの」だけで探します。
でも実際にコースで崩れる原因の半分以上は、選択や判断の誤りです。

  • 無理なクラブ選択

  • 残り距離の読み違い

  • リスクを無視した狙い方

打つ前の1分で間違った判断をすれば、そのショットがナイスショットでも結果は悪くなることは珍しくありません。


「Zoomで話すだけで本当に解決するの?」という疑い

正直、多くの人が思っているはずです。
「Zoomで話すだけで本当に変わるの?」

この疑いは自然なもので、特にゴルフのような“体を動かすスキル”では、直接指導じゃないと効果がないという先入観が強いです。

ですが、初回セッションの目的は「その場で劇的にスイングを直すこと」ではありません。
本当の目的は、ミスや不安の原因を特定し、練習の方向性を正しくセットすることです。

原因が特定できれば、練習は一気に効率化します。
これは「ただ打つ」だけでは得られない効果です。


“話す時間”が練習の質を変える

僕の初回Zoomセッション(最大50分)では、球を打たなくても、ラウンドや練習の内容を一緒に分析していきます。

  • どんな状況でミスが出ているのか

  • その時、何を考えていたのか

  • クラブ選択や狙い方はどうだったのか

この整理をすると、自分でも気づかなかった癖や思考パターンが見えてきます。
そして「次はこうすればいい」が明確になる。


50分という時間の価値

30分では、現状把握とアドバイス1〜2点で終わりがちですが、50分あれば

  • 現状のヒアリング

  • 課題の整理

  • 解決策の提示

  • 次の行動プランの設定

まで一通りできます。
結果、セッション後すぐに練習へ落とし込める状態になるのです。


76歳でもZoomで変わる

例えば、京都のNさん(76歳)。

初回Zoomセッションの後、残り距離の正確な把握とアプローチ練習に重点を置くようになり、ホームコースでで77をマークしました。

以下Nさんから頂いたメールです。

6月に入って徐々にショットが安定してきました。
7番ウッドとUT、8・9・ピッチングが噛み合ってきました。
残り距離を分析し、ボギーを基本にコースを組み立てた結果、とても納得いくゴルフができました。
室屋プロのアドバイスが良い結果を導いてくれました。ありがとうございます。

年齢も環境も関係なく、正しい方向に練習を向けるだけで結果は変わるという好例です。


球数よりも、練習の方向性

練習量を増やすのも大事ですが、それ以上に大事なのは「どこに向かって練習しているか」。
もし今、練習場では打てるのにコースでスコアが安定しないなら、一度立ち止まって“話す時間”を持ってみてください。

その50分が、今後の練習の意味を変えてくれます。


初回Zoomセッションのご案内

もしこの記事を読んで、
「自分の練習も方向性を整理してみたい」
「今のやり方で本当に合っているのか知りたい」

と思った方へ。

僕の**初回Zoomセッション(最大50分)**では、

  • 現状のスコアやプレーの傾向

  • ミスが出る場面とその原因

  • 改善の優先順位と練習方法

を一緒に整理し、次に何をすべきかを明確にします。
実際に76歳のNさんも、このセッションをきっかけに残り距離の管理とアプローチ精度が劇的に向上し、77というエージシュート目前のスコアをマークされました。

詳しいご案内はこちらからどうぞ。
👉 オンラインセッションの詳細を見る

「スイングが安定しない…」その原因、スイングじゃないかもしれません

2025年7月30日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

「毎回同じようにスイングできない」
「再現性がない」
そんな悩み、よく聞きます。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

そもそも「再現性」って、どの場面の話でしょうか?
スイングのこと? それとも感覚? 考え方?

今日は、「素振り・練習場・コース」、それぞれの場面で求められる“再現性”の意味と、
本当に整えるべき部分について、分かりやすくお話ししてみます。


素振りの再現性=「感じ方」が安定してるか?

まずは素振りから。

素振りは、ただの準備運動ではありません。
実は「感覚を作る練習」です。

  • どこを狙って振っているのか?

  • どんなリズムで?

  • どのくらいの力感で?

これが毎回バラバラだったら、“再現したい感覚”がそもそも育ちません。

つまり、素振りで大事なのは「振り方」より「感じ方」。
イメージが毎回安定しているかどうかが、スイングの土台になります。


練習場の再現性=「思った通りに打ててるか?」

ボールを実際に打つ練習場では、「結果」が出ますよね。
ここでの再現性は、「狙った通りに打てたかどうか」。

  • ドローを打ったつもりが、ひっかけていた

  • 抑えて打ったつもりが、全力で振っていた

  • 芯に当たったと思ったら、実はトゥ側だった

大事なのは、感覚と実際のズレに気づけること。

ただ球筋を見るだけでなく、
「思っていたこと」と「実際に起きたこと」の差をちゃんと観察できているかが、練習場での再現性につながります。


コースの再現性=「考え方」と「準備」の安定感

ここが一番見落とされがちなポイントです。

コースに出ると、状況が毎回違います。

  • 傾斜があったり

  • 風が吹いていたり

  • 周囲の視線やプレッシャーがあったり

だからこそ、「いつもと同じ準備」や「考え方」を持っておくことが大事なんです。

・クラブ選びはどう考える?
・どこを狙って、どんな球を打とうとしている?
・どんな手順で構えて、どう集中していく?

これが毎回違えば、スイングも当然ブレます。

「コースでだけ崩れる」という人は、
スイングではなく「考え方」が安定していないケースが多いんです。


室屋レッスンは、「振る前」から整える

多くの人は、スイングを安定させるために「振り方」を変えようとします。

でも僕はこう考えています。

スイングの再現性は、「振る前」の整理で決まる。

  • どんな球を打ちたいか?

  • そのために、何を考え、どう準備するか?

  • その流れを毎回、同じように繰り返せているか?

そこが整えば、スイングは自然と安定していきます。


まとめ:再現性=振り方ではなく、準備と考え方

それぞれの場面で、求められる再現性の中身は違います。

シーン 大事なこと
素振り 感覚・イメージの安定
練習場 意図と結果の一致
コース 判断と準備の流れを毎回同じにすること

「スイングが安定しない」と悩んだとき、
もしかしたらスイングそのものじゃなくて、
**“振る前”の部分が毎回バラバラになっていないか?**を見直してみてください。

そこが整ってくると、不思議とスイングも安定してくるものです。


お知らせ

もし、自分の中でその「振る前の流れ」が整理できていないな…と感じた方は、
傾斜対応シミュレータを使った診断レッスンをご用意しています。

✔ 練習場では打てるのに、本番で崩れる
✔ 素振りはできるのに、ボールを打つとズレる
✔ 考えることが毎回バラバラになってしまう

そんな方に向けて、スイングの手前にある「判断・準備・感覚」を一緒に整理していくレッスンです。

【▶ 詳しくはこちら(2025年8月末までキャンペーン中)】

本番力を上げたい方にこそ、一度試していただきたい内容です。

「セーフティ第一」はダサくない。むしろ“戦略的に賢い”という話

2025年6月18日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

昔、レッスン中にこんなやり取りがありました。
あるお客様が「今日は冒険せず、セーフティ第一で行きますけど、ダサいですかね笑?」と言ったんです。
その瞬間、僕はこう返答しました。
「いやいや、セーフティこそ上級者の戦略ですから」と。

この「セーフティ=ダサい」「攻める=かっこいい」という価値観、
ゴルフにおいては、実は真逆だってことをご存じでしょうか?

■ 本当の“カッコよさ”は、狙ってボギーを取れること

「このホールは左がOBで、右が林。でもフェアウェイは狭い…」
こんなとき、多くの方が「とりあえず真ん中狙い」でドライバーを握ります。
そして、どちらかに外して「またやっちゃった…」と頭を抱える。

でも本当にスコアをまとめるゴルファーは違います。
“右のラフでもパーオンできる”とわかっていれば、
あえて「右ラフ狙い」でドライバーを打ちます。

つまり、狙って“逃げる”。
これができる人こそ、スコアを安定させられるのです。

■ セーフティに見えるプレーの裏にある“数字の裏付け”

PGAツアーの選手でも、林からパーを取れる確率はわずか20%。
つまり、トラブルを回避するための“逃げの選択”は、
プロでも日常的に行っている合理的判断なんです。

また、「短いクラブの方が安全」と思いがちですが、
クラブを短くすると飛距離が落ち、次のショットでピンを狙えなくなります。
しかも、実はアイアンの方が曲がることもある。

“短い=安全”ではない。

ちゃんと自分の持ち球と散らばり幅を理解してこそ、
初めて「この場面ではユーティリティを選ぶべきだ」と言えるのです。

■ 地味な戦略が、スコアを劇的に変える

ピンを狙わずセンター狙い。
林の手前に刻む。
高い球で攻めず、転がして寄せる。

一見すると、華のない選択かもしれません。
でもそれが、**「ナイスショットなのにダボ」**を防いでくれる。

地味に見える選択の裏には、
「このミスは何打損するか?」「一番痛い場所はどこか?」
そんな思考がぎっしり詰まっているんです。

■ “戦略的セーフティ”を身につければ、ゴルフがもっと穏やかになる

セーフティに構えると、不思議と気持ちが落ち着きます。
無理な攻めの時に感じるプレッシャーが減り、
ショットの再現性も高まってくる。

しかも結果的に、パーオン率も上がり、ボギーも減る。
つまり、スコアも気持ちも安定してくるのです。

だからこそ僕は声を大にして言いたい。

「セーフティ第一は、決してダサくない。むしろ賢く、かっこいい。」

■ まとめ:セーフティは“逃げ”ではなく“攻めの布石”

もしあなたが「いつも同じようなミスでスコアを崩してしまう」と感じているなら、
次のラウンドでは、あえて“逃げる勇気”を持ってプレーしてみてください。

その一歩が、スコアの安定に大きくつながるはずです。

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芯に当たったときだけ聞こえる“音”が、あなたのゴルフを変える。

2025年6月17日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

突然ですが、こんな経験ありませんか?

屋外で大きな太鼓の演奏を見たとき、
「ズドンッ!」と身体に響くような音に思わずハッとする瞬間。
それと同じ太鼓でも、中心を少し外した場所を叩くと、「ポコン…」と頼りない音になります。

そう、芯を叩くか外すかで、音はまったく違う。

そしてこの現象、実はゴルフでも同じことが起きているんです。


■ 音で打点がわかる、という事実。

レッスンをしていて、生徒さんによくこう言います。

「今の音、聞きました?芯で当たってますよ」
「さっきと音、ちょっと軽かったですね。少しトゥ寄りかも」

すると多くの方が、**“え、音でわかるんですか?”**と驚かれます。
でも、芯に当たったときだけ聞こえる音というのは、確実に存在します。

たとえば──

  • 芯で捉えたときの音は、「ドンッ」と重くて、芯のある音。

  • ヒール寄りに当たると、「カシュッ」とこもった音。

  • トゥ寄りに当たると、「カンッ」と金属音が強くなる。

これらは、フェースにボールが当たる振動の違いによって生まれる「音の個性」です。

実は、フェースの芯でとらえると、振動がシャフトに抜けにくく、音が深く響くんですね。
逆に、芯を外すとその振動がブレて、軽く高い音になります。


■ 感覚を鍛える最短ルートは、「音を聞くこと」

打点確認=スプレーでフェースを染める、インパクトラベルを貼る…
もちろん大事です。でも、それらは「あとから見る」ものであり、リアルタイムでは気づけないんです。

でも音なら──
その瞬間、体感とセットで記憶されます。

「今のは、あの音だった」
「よし、さっきの音をもう一度出そう」
というふうに、音が“感覚の座標”になるんです。

だから僕は、こんな練習もおすすめしています。

  • 音だけ録音して、あとで聞き返す

  • 目を閉じて打ち、音と手応えだけで「良い/悪い」を判定する

  • 音の印象を言語化して記録する(例:「ズドン」「カンッ」「軽い音」)

これだけで、あなたのインパクトは格段に変わります。


■ 実際、レッスンでどう使っているか?

ある生徒さんは、「いつもスイング動画ばかり見ていたけど、音は初めて意識しました」と言って録音を始めました。

最初は、「よく分かりません…」という反応だったのですが、3日後に届いたメッセージ。

「あの音、聞き分けられるようになってきました!」
「昨日の練習、気持ちいい音が何球か出せたんです!」

この瞬間、もうその方の中に“芯の感覚”が育ち始めているのを感じました。

何かを「外から修正」しようとするのではなく、
「中からわかるようになる」──それこそが、感覚でプレーする第一歩なんです。


■ “フォーム改善”より“打感改善”を優先すべき理由

多くのゴルファーは「見た目のスイングが美しくなれば、当たるようになる」と思っています。
でも現実には、その逆。

当たる感覚がわかって初めて、スイングが整ってくるんです。

打点がズレているのに、スイングの形だけ気にしても意味がありません。

逆に言えば──

  • 打点が安定すれば、勝手にスイング軌道も整っていく

  • 音で違和感がわかれば、フォーム修正より早く気づける

  • しかも、ラウンド中にも使える

これが、**「音は最強のセルフコーチ」**と言われる理由です。


■ 音を聞くことで、“再現性”が高まる?

ゴルフにおける再現性とは、
「毎回同じスイングをすること」ではありません。

「ズレたときに、自分で気づけて微調整できること」こそが再現性です。

そしてその“微調整力”を磨くには、
音と手応えという“身体のセンサー”を育てることが必要です。

つまり──
芯の音を聞き分けられることは、再現性の原点とも言えます。


■ 今日から始める、音感覚ゴルフ

最後に、こんな練習メニューをご紹介しておきます。


✅1球だけ、目を閉じて打つ
→ 音と感触だけで「今のは芯?」と自問自答

✅スマホで打音だけ録音して聞き返す
→ 芯の音が出た球はどれか?を探すだけでも効果あり

✅音の記憶を“言語化”して記録する
→ 感覚が定着しやすくなります


フォームを変えるより、
まず「音を聞くこと」から始めてみませんか?

その1球の“音”が変われば、あなたのゴルフは確実に変わっていきます。


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「芯に当たったときだけ聞こえる音」を活かした練習法、
“音と感覚”を使ってインパクトを磨く方法をまとめた無料講座をご用意しています。

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「“ナイスショット”より、“平均ショット”でスコアは作れる」

2025年6月15日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

たとえばあなたが料理人だったとして。
毎日100皿の料理を出すとして、そのうちの数皿だけがミシュラン級でも、残りが半生だったり焦げていたら、お客さんは満足しませんよね。

実はこれ、ゴルフもまったく同じ。
1ラウンド中の「ナイスショット数」ではなく、「平均的なショットの質」でスコアは作られています。

でも多くのゴルファーはこう思っています。
「いい当たりをすれば、いいスコアになるはずだ」と。
だからこそ、芯を食ったショットが出たのにパーが取れないと、がっかりする…。

でも本当は、「平均ショットをどう活かすか?」こそが、スコアメイクの核心なんです。

平均ショットこそが、真の武器になる

僕のレッスンでもよく聞かれるのが、
「ドライバーが完璧に当たったのに、そのホールはダボでした…」という声。

でもその“完璧ショット”の横にいたのは、
・セカンドでクラブを短く持ちすぎてグリーン手前にショート
・アプローチでカップに寄せようとしすぎてショートサイドに外し…
・そこから強めに突っ込んで、3パット

――なんて連鎖だったりします。

つまり、スコアが悪かった原因は“平均的なショット”にどう対応するかの部分なんですね。

「ど真ん中」ではなく「分布」で考える

あなたのショットは、どのくらいブレるでしょうか?
ティーショットの左右ブレ、アイアンの距離ブレ、どれも「思ったより大きい」はずです。

そしてこれは、プロでも同じ。

PGAツアープロですら、ドライバーの横幅分布は平均60ヤード。
アイアンでもピンを5ヤードショート・オーバーは日常茶飯事。

ということは――
僕らアマチュアは「たまたま芯に当たったショット」に全てをかけるより、
「想定内のズレ」にどう対応するか、に力を注ぐべきなんです。

ピン狙いは、結果的にスコアを落とす

例えばグリーン中央とピンが10ヤード離れている状況。
多くの人が「ピンにぴったり打とう」としますが、ここでミスが出ると…

・ピンの手前だとバンカー
・左にズレると下り傾斜
・オーバーするとラフからの難しいアプローチ

…と、ミスの代償が大きくなってしまうんですね。

一方、グリーンセンター狙いならどうでしょう?

・右にズレてもまだグリーン上
・ショートしても手前に残る
・オーバーしても奥のカラー

――と、致命的な状況にはなりにくいんです。

「ピン」より「エリア」、それが平均ショット活用法

あなたが狙うべきは「ピン」ではなく「ゾーン(安全なエリア)」。

そして、
・ティーショットは、フェアウェイより“トラブル回避”
・アイアンは、ピンではなく“中央+奥寄り”
・アプローチは、“乗せること”を最優先
・リカバリーは、“パー狙い”より“ボギー確保”

――これらすべて、平均ショットを活かす考え方です。

まとめ:芯じゃなくても、パーは取れる

僕がレッスンでよく伝えるのは、

「芯を食わなくても、スコアは作れる」
「いいショットではなく、いい判断が大事」

ということ。

芯を外しても、少しズレても、そのズレを“スコアとして拾う”ことができる。

そのためには「どこを狙うか?」がとにかく大事になります。

この考え方をもっと具体的にまとめたPDF講座
『平均ショットでスコアを作る戦略講座』を用意しました。

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「毎回同じように打てる」は幻想です。再現性に頼らないゴルフ戦略とは?

2025年6月13日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

「今日こそ再現性のあるスイングを…」
そう思って練習場に向かったこと、ありませんか?

でも考えてみてください。
プロでさえ、毎回同じスイングなんてできていません。
天気、風、芝の状態、傾斜、ライ、そしてその日の体調…。
条件は毎回違うんです。

これはまるで「毎日、同じ天気を期待する」ようなもの。
無理がありますよね。

■ 「再現性」は幻想。必要なのは「対応力」

練習場では完璧に打てたのに、本番で全然ダメ…
これ、多くのゴルファーが経験しています。

それは「再現性がないから」ではなく、
「再現性を前提に戦っているから」なんです。

コースでは状況が毎回変わります。
だから必要なのは“再現性”ではなく“対応力”。

たとえば風が強い日には低い球で対応し、
傾斜があるならフェースの向きを工夫する。

「違う状況にどう合わせるか」
それがスコアを左右する本質です。

■ 平均を受け入れた人から、安定する

ゴルフはスナイパーではなくショットガンの精度でプレーすべき。

つまり、点で狙うのではなく、
自分のショットが広がる“範囲”を前提にプレーするという考え方です。

プロでもドライバーで左右50ヤードくらいのばらつきがあったりします。
我々アマチュアが「狙ったところに一直線」なんて、夢のまた夢です。

■ 誤差を前提に、ターゲットを選ぶ

たとえば、池の左にピンがあるとき。
ピンを狙うのではなく、グリーンセンターを狙う。
それだけでダボのリスクは劇的に下がります。

「外れてもOK」な範囲を持つこと。
「ミスする前提で、ミスしてもいい場所に打つこと」。

こうした考え方が、真の安定を生みます。

■ 練習の目的も変わってくる

練習場では「完璧な1球」を求めるより、
「どんな状況でも、そこそこ成功する打ち方」を身につけた方が、結果的に強い。

たとえば:

  • ランダムに距離や方向を変えて打つ
  • 1球勝負で緊張感を再現する
  • 「芯を食わなくても使える球」を育てる

こうした練習が、コースで活きてきます。

■ 「ナイスショット主義」から卒業しよう

「芯に当たった」「狙った方向に飛んだ」=ナイスショット
という価値観にとらわれると、
結果が出なかったときに心が折れます。

でもゴルフは、
“80点ショット”をどう積み上げるかのゲーム。

だから、
「ナイスショットじゃなかったけど、よく耐えた」
という1打を自分で讃えられるようになると、
ゴルフはもっと穏やかに、そして楽しくなります。

■ PDF講座でさらに詳しく解説しています

「“再現性”という幻想」について、
より深く学べるPDFミニ講座をご用意しています。

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スイング動画じゃ腕前はわからない——“当て感の基礎”がゴルフを変える

2025年6月12日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

ある日、10人のゴルファーがそれぞれ1球ずつスイングする動画を見せられたとして。
あなたは、その中で「この人はシングルっぽいな」とか「この人はまだ伸びしろがありそうだな」といった判断が、どれくらい当てられるでしょうか?

たぶん、“それっぽい人”は見抜けるけど、詳しい実力まではわからない。
僕はこれまで何千、何万ものスイング動画を見てきましたが、スイングの見た目=腕前の高さ とは言えないことを、身にしみて実感しています。


🎥 見た目は立派。でも、当たってないことも多い

ビデオ技術やスマホの進化で、誰もが簡単にスイングを撮影できる時代。
それはすばらしいことだけど、逆に“見た目”ばかり気にするようになってしまった人も増えてきた印象です。

「トップの形が綺麗じゃないと…」
「クラブの通り道が…」
「手元の位置が…」

もちろん、スイングの基礎を意識するのは大切。
でも、それよりも前に「ちゃんと芯で当たってるか?」という“当て感の基礎”を育てるほうが、圧倒的に優先度が高いと思うんです。


🎯 芯に当てるためにスイングをいじるのは、悪手

「芯で打てないのは、スイングに原因がある」と思いがちですが、
芯で当たらないからといってスイング改造に走るのは、実は遠回りになることが多い。

なぜなら、どれだけ綺麗なスイングでも、感覚がズレていたら芯に当たらないからです。
むしろ、今のスイングのままでいいから、「ズレたら気づける感覚」を育てた方が、はるかに上達に近づきます。


🌱 “当て感”という、自分だけの土台

僕がレッスンで大事にしているのは、
「スイングの型」を押しつけるのではなく、
“今のその人のスイングのまま”感覚を育てていくことです。

この“当て感”が育ってくると、

  • 芯を食った感触がハッキリわかる

  • ズレたときに「右に当たった」「下に当たった」と即座に気づける

  • フィーリングで微調整ができるようになる

といった変化が起きてきます。

そして、その感覚の土台ができてからこそ、スイングを少しずつ変えていくことが活きてくるんです。


🧘‍♂️ 感覚は、ナチュラルなスイングで育ててOK

じゃあ感覚を育てるにはどうすれば?
答えはとてもシンプルで、**「今のスイングのままで大丈夫」**なんです。

大切なのは、

  • 芯に当たったときの音や手応えを意識すること

  • 打点の位置を自分なりに推測してみること

  • そのズレがどう飛びに影響するのかを観察すること

まずは自分の「当たった感触」と「飛び方」のリンクを体にインストールしていく。
この作業こそが、本当の意味での“上達”の入口になります。


📺 映像では、感覚のズレは伝わらない

だからこそ僕は、「スイング動画を見ただけでは腕前は判断できない」と考えています。
映像では見えないけど、

  • “当て感”がある人は、2〜3球で芯を捉える

  • そして次の2〜3球で、方向や高さも揃ってくる

これは実際、YouTubeで活躍してるゴルフコーチたち(僕も含めて)の多くができていること。
見た目より、感じていること。
これがゴルフの奥深さなんだと思います。


💡まとめ:あなたの“当て感の土台”、育ってますか?

スイング動画を撮って、見直すことは悪いことではありません。
でも、その前に――

🔸 いま、自分が「どこで当たってるか」感じられていますか?
🔸 芯を外したときに、そのズレを自分でわかっていますか?
🔸 それを調整する手がかりを、自分の中に持っていますか?

こうした**“当て感”の土台がある人こそが、本当の意味でスイングを改善できる人**です。

まずは、「いまのスイングのまま」で、自分の感覚を育てていきましょう。


この“感覚の育て方”を深掘りしたPDF講座をご用意しました👇
僕が現場のレッスンで実際に行っているメニューをベースにしており、
自分の感覚を「芯に近づける」ための練習法をお伝えしています。

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ゴルフスイングの「基礎」と「基本」って、そもそも何?

2025年6月11日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

ゴルフのスイングにおいて「基礎が大事だ」「基本に立ち返れ」とよく言われます。でも、そう言われて指導される内容はというと──

  • 「グリップはこう」

  • 「肩はここまで回して」

  • 「インサイドから下ろすべし」

  • 「クラブフェースはスクエアに」

……といったように、指導者によって言うことがバラバラです。

しかも、それぞれの理論が「これが正解です」とばかりに断言されると、受け取る側はどんどん混乱してしまう。

でも実は、これらの指導ってほとんどが例外だらけの方法論なんです。
つまり、「こうした方がうまくいきやすいよ」という“傾向”の話であって、絶対的な原理ではない。

そこで僕は、2006年にレッスンの仕事を始める時、本質的にブレない「基礎」と「基本」の定義が必要だと思うようになりました。


✅ 「基礎」と「基本」はまったく別物

僕の定義はこうです。

基礎とは:テンポ、タイミング、バランス
基本とは:振りたい速さで、当てたいところに当てて、飛ばしたい方向にフェースを向けること

もう少し分解すると:

  • テンポ:速すぎても、遅すぎても、スイングの再現性が落ちる

  • タイミング:リズムの中でどこで力を出すか。クラブを「走らせるタイミング」や「切り返しの間」。テークバックのスタートのタイミング、切り返しのスタートのタイミング、インパクトのタイミング。

  • バランス:軸がぶれていたり、足元が不安定だと、どんな理論も台無し

この3つは、どんなスイング理論にも共通する土台です。

そしてその土台の上で成立するのが「基本」=インパクトの実現条件です。

たとえば:

  • 速く振っても当たらなければ意味がないし、

  • 芯に当たってもフェースがズレていればスライスになる

つまり、「基本」というのは「どんなスイングであってもここは外せない条件」のこと。


✅ 多くの理論が“混乱”を生む理由

世の中にあるレッスン動画や雑誌記事の多くが、実は「手段」を「目的」のように語っています。

たとえば:

  • 「シャローに下ろそう」=手段

  • 「インパクトで芯に当たる」=目的

でも、スイングプレーンをシャローにしても、芯に当たらなければ意味がありません。

しかも、ある人にとってはシャローが良くても、別の人にはフラットすぎてミスになることもある。

だから僕は、あらゆる技術を「再現性の高いインパクトを得るためのツール」として位置づける視点を大事にしています。


✅ 芯を食うスイングは「形」ではなく「土台」で決まる

よく「プロみたいに振りたい」「動画で見たあの形を真似したい」と言う人がいます。でも、僕のレッスンを受けた人にはこう言います。

「その形を真似して、ちゃんと当たりますか?」

大事なのは、“どんなふうに見えるか”じゃなく、“どう当たっているか”。

そして芯を食える人たちは、例外なく「テンポ・タイミング・バランス」が優れています。
実際、YouTubeで活躍しているコーチたち(僕も含めて)を観察してみてください。みんなたった2〜3球で芯に当て、さらに2〜3球で狙った方向にも飛ばせるんです。

それはなぜか?

「インパクトの感覚」が内側にあるからです。


✅ ゴルフの本質は「当てること」ではなく「再現できること」

ここが本当に大事なポイントです。

  • ナイスショットが打てた → 一発芸

  • 何度もナイスショットが出る → スキル

この「再現性」を生むのが、「基礎」と「基本」です。

「スイングプレーンやポジションは個人差があるが、インパクトの質は誰にとっても最重要である」と言うことですね。

つまり、“どう振るか”ではなく“どう当たるか”に集約されるということ。


✅ インパクトの質を支える「基礎3原則」

では、そのインパクトを再現するために必要なのは?

それが「テンポ」「タイミング」「バランス」です。

これは筋トレでも、ピアノでも、ランニングでも、あらゆる分野で共通する“動作の土台”。

そしてこの3つは、見える化しにくいぶん、意識的にトレーニングしないと育ちません。

でも例えば、テンポ練習の定番「3:1比率」(バックスイング3、ダウンスイング1)は、何十年も前から現代に至るまで、多くのトッププレーヤーに共通するリズムです。

また、タイミングとバランスは「プレッシャーがかかった場面」になると一気に崩れる。

だからこそ、「形」より「テンポとタイミング」を整える練習が大切なのです。


✅ 「基本」は、フェースの向きと打点の一致

じゃあ“基本”って何なの?という話ですが、これはズバリ、

当てたい場所に、フェースを向けた状態で、適度な速さで当てること

これだけです。

  • どんなに形がキレイでも、打点がズレれば方向も距離も出ない

  • どんなに芯で当たっても、フェースがズレていれば曲がる

つまり、「打点」と「フェース向き」の2つが整ったインパクトこそが、基本の完成形。

だから、レッスンで“基本ができてるか?”をチェックするときは、

  1. 芯で当たっているか(スプレーやショットマーク)

  2. 打ち出し方向が思った通りか(スタートラインの一致)

この2つを見るだけで、ほとんど判断がつきます。


✅ 練習では「形より感覚」を育てよう

ゴルフは“感じるスポーツ”です。
でも現代は“見た目重視”になりすぎています。

  • 動画でスイングを見て、違いを気にして

  • スロー再生して、自分のトップを比べて

  • 「プロと同じ形にしなきゃ」と悩んでしまう

でも、それで当たるようになりますか?

むしろ逆で、「感覚の土台」がない人が形を変えても、ミスが増えるだけなんです。

だから僕はレッスンでも、まずはこう言います。

「どんな形でもいいので、“芯で当たったときの感触”を覚えましょう」

それが自分の「感覚基準」になるからです。


✅ まとめ:再現性のある“ナイスインパクト”を目指そう

ゴルフにはたくさんの理論があります。
でもそのどれもが、「インパクトを整えるための方法論」にすぎません。

「この形が正解」ではなく、
「この当たりが正解」であることを忘れずに。

そのための僕の定義を、もう一度まとめます。

✅ 基礎 = テンポ・タイミング・バランス
✅ 基本 = 振りたい速さで、当てたいところに当てて、飛ばしたい方向にフェースを向ける

この定義に立ち返るだけで、
スイングの迷いはぐっと減り、「自分の感覚を信じられるように」なります。

あなたのゴルフが、もっと楽に、もっと安定してくることを願っています。

🪄 最後に|「再現性のあるナイスインパクト」を、自分のものにするために

ここまでお読みいただきありがとうございます。

「基礎」や「基本」といった言葉に惑わされず、
自分にとって“再現できる当たり”を育てていく──

この視点を持つだけで、
あなたのスイングづくりや練習の質は、これから間違いなく変わっていくと思います。


でも同時に、こんなふうに感じた方もいるかもしれません。

  • 「自分のスイングで“再現できてない”のは、どこなのか?」

  • 「テンポ・タイミング・バランスって、どうやって整えればいいの?」

  • 「自分が“何を練習すべきか”が、やっぱりよくわからない…」

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ラウンド前に“スコア目標”を立てるな|結果がブレる人の共通点

2025年6月9日 by 室屋 修一

こんにちは、室屋修一です。

「今日は90を切るぞ!」
そう意気込んでスタートしたラウンドで、前半のトリプルボギーに心が折れた経験はありませんか?

実はこれ、レッスンでもよく見かける“ある思考のクセ”によるものなんです。
そしてこの「ラウンド前にスコア目標を掲げること」が、逆にスコアを乱す原因になっていることをご存じでしょうか?


スコア目標が意識を“未来”に飛ばす

最近のゴルフ戦略論では、「目標スコアを持つこと」自体がスコアのブレにつながるという意見が増えています。

なぜなら、スコアを意識することで「このホールでボギーだと…」「あと何打で上がらなきゃ…」と、意識が未来に飛んでしまうから。

そうなると、本来やるべき「今この場でのベストな判断」からどんどんズレていきます。
この“未来志向”が、判断ミスや無理な攻めにつながってしまうんです。


ミスを許せなくなると、連鎖が始まる

スコア目標に囚われていると、ひとつのミスに対する許容度が低くなります。
ナイスショットでもパーが取れなければ不満、
1ホールでトリプルを叩けば「今日はもうダメだ…」と心が折れてしまう。

でも、考えてみてください。
スコア90前後のアマチュアでも、1ラウンドで14回以上グリーンを外すのは普通。
プロですら林からのリカバリーでパーが取れる確率は2割程度しかありませんなぜ「ナイスショットでもダボ」になるの…。

それなのに、「毎ホールうまくいく前提」でいることこそが、実は最大のミスなんです。


スコアではなく「判断の質」で振り返る

では、ラウンド中に何を意識すれば良いのでしょうか?

それは、「ひとつひとつの状況に対して、どんな判断をしたか」。

  • ✅ OBゾーンを避ける判断ができたか?

  • ✅ 難しいライで無理をせず出す選択ができたか?

  • ✅ パーオンより、確実にボギーで抑える道を選べたか?

こういった“判断の質”を振り返ることが、スコアよりも遥かに再現性のある成長につながります。

僕がレッスンでよく紹介しているのは「判断点数をつける」という方法です。
たとえば、1ホール終わるごとに「自分の判断は何点だったか?」を振り返るだけでも、
プレーの精度と落ち着きがガラッと変わってきます。


「目標スコア」ではなく「スコアレンジ」を

とはいえ、何の目安もなくラウンドするのは不安ですよね。

そんな時は「スコアレンジ」で考えるのがオススメです。
たとえば「今日は88〜95のどこかに収まればOK」という具合に、幅を持たせることで判断にも余裕が生まれます。

実際、スコア90前後のゴルファーが±3打くらいのブレを許容するのは、ごく自然なことです。
むしろ、その幅を“受け入れるかどうか”がメンタルの安定に大きく影響してきます。


まとめ:目標スコアをやめて、判断スコアを育てよう

  • 🎯 目標スコアは未来志向を生み、判断を狂わせる

  • 🧠 判断ミスの連鎖を防ぐには「判断の質」にフォーカス

  • 📝 自分の判断を振り返り、スコアではなくプロセスで評価

  • 📊 目標スコアではなく、現実的な「スコアレンジ」を設定しよう


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