こんにちは、室屋修一です。
年始に、広島県に住むUさんとZoomでセッションをしました。
年末年始は練習もできていて、いろいろ試しながら調整している最中。
このときの話が、すごく大事だったので共有します。
というのも、Uさんが抱えていた悩みは「こう打ちたい」「こうすると左に巻く」みたいな“技術っぽい話”から始まったんですが、途中から本質は別のところにある、と見えてきたからです。
結論から言うと、
上達が早い人は「打ち方」より先に、“思考の順番”ができています。
左に出て巻きすぎる。Uさんがやっていた「自己修正」
Uさんは、ドライバーでもアイアンでも、球が左に出て巻きすぎると、コースだとちょっと嫌な場所(つま先下がりが残る、OBまで行かないにしても攻めづらい)に入ることがある。
そこでUさんは自分なりに、
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右足を少し下げる
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体を少し右に向ける
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インサイドアウトのイメージで振る
こういう“自己修正”を持っていました。
すると球は、やや右に出て戻ってくる感じになって、シャンクもしにくい。
ただし代わりに「球が上がりにくい」問題がある。
つまり、その修正にはメリットもデメリットもある。
ここで僕が伝えたのはシンプルで、
見た目がどうかはどうでもいい。やろうとしてることが合ってるかの方が大事。
同じイメージを持っていても、体格・腕の長さ・元の癖で「見え方」は全員違います。
だから「カッコ悪いからやらない」は、ただの損です。
50ヤードが難しい人は、まず“打ち方”を探し始める
話が進んで、Uさんがこう言いました。
「50ヤードくらいを小さく打とうと思った時、正直どうしていいかわからない」
ここ、めちゃくちゃ多いです。
そして多くの人は、この瞬間にこうなります。
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手首を使う/使わない
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ハーフ?スリークォーター?
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開いて打つ?閉じて打つ?
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カット?インサイドアウト?
つまり、“打ち方の議論”に突入する。
でも、50ヤードって「打ち方」より先にやることがあるんです。
50ヤードは「どんな球を打ちたいか」が先
僕がUさんに言ったのはこれです。
「50ヤードで、どんな球を打ちたい?」
たとえば、最低限これを決める。
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使うクラブ(例:50度/56度など)
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だいたいのキャリー(例:40yキャリー)
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その後どれくらい転がる想定か(例:5y転がる)
ここが決まると、初めて次の話ができます。
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絶対やっちゃいけないミスは何?(ショート?オーバー?)
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ピン位置的に、左右どっちがダメ?
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目の前にバンカーある?池ある?
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グリーン奥は速い?下り?狭い?
「構え」は全部、“保険”の表れ
ここがこの日の一番の核心です。
僕らがアドレスで
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右に置く/左に置く
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フェースを少し開く
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少しカット気味で入れる
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ロフトを立てる/寝かせる
こういう微調整をするのは、全部こういう理由です。
「そのショットに、どんな保険をかけたいか」
たとえば、
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奥が怖い → スピンや高さで止める保険をかける
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ショートが絶対ダメ → キャリー多めの保険をかける
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トップが嫌 → 入射角や振りの大きさで当たりの保険をかける
“打ち方”は、その保険の結果として決まる。
だから、逆なんです。
打ち方を探す前に、保険(制約)を決める。
練習場の練習が、コースで通用しない理由
練習場でありがちなのは、
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「当たるか当たらないか」だけで100球打つ
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たまたま良い球が出たらOKにする
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どこに止まるかは考えない
でもコースは違います。
コースは常に、
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手前はダメ
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奥もダメ
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右もダメ
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左もダメ
みたいに、制約がある。
だから練習もこう変える必要があります。
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「ピン奥に行かない」縛り
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「必ず奥にキャリーさせる」縛り
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「オーバーは5yまで」縛り
こういう止まる位置に対する制約を作ると、ショットの“質”が変わります。
実は90台で一番効くのは、50ヤードより「平穏にグリーン前まで行くこと」
これはちょっと意外かもしれないけど、レッスン経験からはっきり言えます。
90台前半くらいまでは、アプローチやパターを“細かく上手くする”より、グリーン手前まで平穏に運ぶ方が効きます。
グリーン周りに来るまでに集中力を使いすぎると、最後が崩れます。
だからUさんの状況では、
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ティーショット後の2打目(セカンド以降)のミスを減らす
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得意クラブ(例:6Uと8I)で“ゲームを組む”
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そこから残る距離は、そこまで変わらないならシンプルにする
この順番がまず大事。
Uさんの「ゲームを支えている思考の順番」
このセッションでは、Uさんのクラブ距離感も確認しました。
そこで見えたのはこれです。
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ティーショット後、残り190前後が来たら
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6Uで攻めるより、8Iで刻んで
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残り60〜80を作る方が“狙ったところに行きやすい”
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その残りは、AW/SWで大差がない(大事なのはバンカーなど制約)
これは、まさに「自分に有利なゲームを組む」ということ。
ゴルフって、結局ここです。
自分が得意なカード(クラブ・球筋・距離帯)を並べて、設計者の罠を踏みにくいルートで進める。
まとめ:上達が早い人は、技術より“思考”が成熟する
最後に今日のまとめです。
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「見た目」より「やろうとしてること」が合ってるか
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50ヤードは“打ち方”の前に「打ちたい球」と「制約」を決める
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構えは全部“保険”の表れ
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練習も「止まる位置の制約」を作ると一気に実戦的になる
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得意クラブでゲームを組むと、スコアは安定する
もしあなたが、
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自分の得意クラブで「どうゲームを組むか」を一緒に整理したい
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ミスの原因を“技術”だけじゃなく、判断の順番から整えたい
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練習を「コースで通用する形」に作り替えたい
こういうテーマに興味があれば、オンラインで一緒にやっています。
いつも言うんですが、スイングをいじる前に、ゲームの組み立て方を整えるだけでスコアは変わります。









